五輪金メダリストで世界王者の村田諒太【写真:Getty Images】

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最強の刺客出現…Sウェルター級王者アンドラーデがミドル級転向「焦点はムラタとGGG」

 ボクシングのWBA世界ミドル級で新王者に輝いた村田諒太(帝拳)。5月に疑惑の判定で敗れたアッサン・エンダム(フランス)をタイトルマッチで破り、TKOで文句なしの勝利を飾った。五輪金メダリストで世界王者となる日本人初の偉業を達成した「MURATA」だが、早速、ライバルの標的にされている。

 村田の最強の刺客となるかもしれない。米ボクシングメディア「ボクシングシーン.com」よると、WBA世界スーパーウェルター級王者、ディミトリウス・アンドラーデ(米国)が王座返上をWBAが認めたといい、「ディミトリウス・アンドラーデはWBAのベルトを返上、ムラタとGGGに焦点を当てる」と特集している。

 返上理由は、村田が新王者に輝いたミドル級への転向にあるという。記事では「彼がミドル級において、今すぐに戦うチャンスを求めているからだ。将来的に新たなWBAタイトルマッチを戦うことができるよう、この階級でのランク付けを要求している」と言及している。

 アンドラーデが転向したWBAミドル級には、村田とスーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)が君臨しているが、この2人のいずれかの王座に焦点を合わせたとレポートしている。

 すでに、アンドラーデは21日(日本時間22日)に行われたミドル級転向の第1戦で勝利し、25戦全勝という成績を誇る怪物だ。次戦の対戦相手に注目が集まる新チャンピオン村田。無敗の男、アンドラーデが名乗りをあげるかもしれない。