23日、韓国メディアによると、韓国では格安航空会社(LCC)が急成長を遂げているが、その裏で就航スケジュールの急な変更、手荷物の扱いなど細かいサービスの不十分さなどによる被害を受ける利用者が増えているという。資料写真。

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2017年10月23日、韓国・東亜日報によると、韓国では格安航空会社(LCC)が急成長を遂げているが、その裏で就航スケジュールの急な変更、手荷物の扱いなど細かいサービスの不十分さなどによる被害を受ける利用者が増えているという。

社会人のパクさん(29)は4カ月前、済州航空で福岡行きの朝の便を予約した。しかし、出発の1カ月前に突然、同社からメールで、予約した便がなくなり、午後の便に割り当てられた事実を知らされたという。パクさんは同社に抗議したが、「国土交通部の運航スケジュール認可の変更により中止となった。不可抗力による変更のため補償は難しい」との答えが返ってきたという。

しかし、東亜日報が確認したところ、うそであることが分かった。国土交通部の航空産業課は1年に2回、夏と冬に航空便の運航認可を出しており、航空会社の要請なくパクさんが予約した航空便の認可を取り消した事実はなかった。これを伝えると、済州航空はようやく「政府認可ではなく、予約率が低かったため自主的にスケジュールを調整した。明確な説明ができず申し訳ない」と明らかにし、手数料の補償を約束したという。これを受け、パクさんは12日、同社を韓国消費者院に告発した。

韓国与党「共に民主党」のパク・ヨンジン議員室が消費者院から提出を受けた資料によると、済州航空は韓国の航空会社(大手2社とLCC6社)の中で、最近5年間(2013年〜今年9月)の消費者被害救済件数が1位だった。大手の大韓航空とアシアナ航空がそれぞれ2件と3.3件であるのに対し、済州航空は12.4件を記録。被害の内容は「返金の遅延被害」が約70%を占めたという。済州航空関係者は「相対的に短期特価航空券の割合が高いため、予約の取り消しや返金の遅延が増えるのは仕方ない」と説明した上で、「今後は顧客の被害を最小限にするために努力する」と明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「ひど過ぎる」「一部の悪徳タクシーレベルだ。嫌だったり、金にならない時は客を乗せない」「今の時代に顧客にうそをつく航空会社が存在するなんて」など済州航空に対する厳しい声が寄せられている。

済州航空を利用したことのあるネットユーザーからは「僕も被害に遭った。抗議の電話をしてもつながらなかったよ」との情報も。

また、「飛行中の機体の揺れはある程度理解できるけど、サービスはしっかりしてほしい」「済州島の名誉を守るため、名前を変更するべき」「消費者が団体で裁判を起こすべきだ」と主張する声や、「LCCと言っているだけで、チケットの価格は大手と変わらないのに」「そのくせ顧客が特価航空券をキャンセルしたら、手数料として航空券と同じ代金を要求する」と指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)