今後の成長に影響大! 「どうして出来ないの!?」を子どもに言ってはいけない理由

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他人の子どもが出来ないことは笑ってにこやかに見ていられるのに、自分の子が出来ないとなるとイライラしてしまう親は多いものです。

子どもの将来…9割はアレで決まる!?無意識に「子どもの将来をつぶす親の行動」

さっき教えてあげたばかりの問題が出来ないと「どうして出来ないの!」とついイラッとして怒鳴ってしまった経験を持つママも多いと思いますが、この無意識に言ってしまう「どうして出来ないの!」という言葉は、子どもを困惑させてしまうと教育評論家で精神科医の和田秀樹氏は言います。

また「どうして出来ないの!」という言葉は子どもを困惑させるだけでなく、自信をなくし、自己肯定感をも低くしてしまう可能性があることから、感情的につい口にしてしまいがちな言葉ですが注意をしなければいけないと和田氏は警告します。

では、何度言っても出来ない子にはどう対処すれば良いのでしょうか。

今回は、和田秀樹の著書「12歳までが成功のカギ!「頑張れる子」の育て方」の育て方」を参考に、出来ない子への対処法と、つい言ってしまった場合の対処法についてお伝えします。

「どうして出来ないの!?」はなぜいけないのか

子どもは「どうして出来ないの!?」と聞かれてもどうしてなのか分からない場合がほとんどで、うつむいたまま何も答えない場合が多いものです。

「○○だから出来ない」「○○だから分からない」と明確に答えてくれれば親としても対処のしようがありますが、何も答えない子どもにまたイラっとしてしまい叱りつけてしまうママは多いのではないでしょうか。

しかしそこで叱ってしまったところで何の意味もありません。意味がないどころか子どもにとってマイナスとなってしまいます。

では、どんな面でマイナスとなってしまうのでしょうか。

やる気をなくし、さらには困惑させる

子どもは褒められて伸びると言われています。しかし「どうして出来ないの!?」という言葉は、子どもにとって何で出来ないのか分からなくさせているだけではなく、自分が否定されていると感じる言葉だと言います。

否定されていると分かれば、やる気は一気になくなるというもの。大人が子どもに尋ねるように聞いている「どうして出来ないの?」でも、子どもには否定の言葉としてしか聞こえていないのです。

そして更に、「どうして出来ないの!?」と言う親は必ずと言っていいほど、イライラしています。そのイライラが子どもには焦りとなって伝わり、余計に頭を困惑させてしまうと和田氏は言います。

何で出来ないのか分からない子どもを更に困惑させてしまい、パニックに陥らせてしまうのです。

自信をなくし、自己肯定感を低くする

「どうして出来ないの!?」と否定された子どもは、自信をなくし、さらには自己肯定感も低くなる可能性があります。

自己肯定感が低くなると、失敗を恐れ、新しいことにチャレンジしようとする意欲までなくなってしまうため注意が必要です。

子どもは親から自分の存在を認められ安心し、その安心感があるからこそ新たなことに挑戦することができます。そして、その挑戦によって成功が生まれ自信をつけて成長していくのです。

しかしその過程における「どうして出来ないの!?」は、子どもの成長にとってはマイナスにしかなりません。

無意識のうちに口にしてしまいがちですが、出てしまいそうになったら意識して抑えるようにしましょう。

もし言ってしまったらどうする?何度言っても出来ない子への対処法とは

頭では分かっていても、つい感情的に「どうして出来ないの!?」と子どもに言ってしまうことはあるものです。

もし言ってしまった場合は、どうしたら良いのでしょうか。

言ってしまったらおしまいだとは思わず、感情的に言ってしまった場合は素直に謝りましょう。もし言ってしまった理由が明らかな場合はその理由をちゃんと伝えるようにすると良いですね。

例えば、子どもに勉強を教える際、「分かった、分かった」と親が教える行為をうっとうしがる子どもは多いですが、実際に1人でやらせてみると出来ない子はいます。

そんな子どもに対し「どうして出来ないの!?」と言ってしまう場合は理由が明確です。

分かったと言っているのに、「どうして出来ないの!?」ですから、きちんと理由を伝えれば子どもは自分が分かっていないことをちゃんと認識できます。

子どもが落ち込んでいたり、嫌な顔をしている時は「どうして出来ないの!?」と言いっ放しにするのではなく、ちゃんとしたフォローが大切だということですね。

また、何度言っても出来ない子への対処法は、親にとってはとても辛抱が必要なことですが、「何度でも教えてあげる」ことです。

何度も何度も同じ事を子どもに教えていると、我が子のことを「覚えが悪いのか」「集中力がないのか」「頭が悪いのか」などマイナスに考えがちですが、そこは自分の子どものことと辛抱し、じっくりコミュニケーションを取り、向き合いながら教えてあげることが必要だと和田氏も言います。

辛抱と考え教えていては苦痛でしかありませんから、子どもとのコミュニケーションを楽しむという考え方で取り組むと良いでしょう。

このように「どうして出来ないの!?」という言葉は、親が想像している以上に子どもはダメージを受けるものです。

無意識の中で何気なく発せられる言葉が、子どものやる気を奪い、自信を奪い、自己肯定感をも低くすることにつながるとなれば、親は子どもの将来のために意識して言わないようにするしかありません。

意識して行動するかしないかで結果が180度変わる場合もありますから、改めるべきことは意識して改めるよう心掛けましょう。

子どもが自己肯定感の高い大人になれるよう、それをサポートする親たちを応援しております。