23日、韓国・ソウル新聞が、ソウルの地下鉄駅のトイレ個室からごみ箱を撤去した後に起こっている排水管詰まりの問題について報じた。中には「水を流すのが恐ろしい」ほど問題が頻発している駅もあるという。資料写真。

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2017年10月23日、韓国・ソウル新聞が、ソウルの地下鉄駅のトイレ個室からごみ箱を撤去した後に起こっている排水管詰まりの問題について報じた。中には「水を流すのが恐ろしい」ほど問題が頻発している駅もあるという。

ソウル交通公社がソウル地下鉄1〜4号線の122駅を対象に調査した結果、トイレ詰まりが最も深刻だったのは2号線の弘大入口(ホンデイック)駅と3号線の教大(キョデ)駅で、それぞれ9月の1カ月間に55件も問題が発生していた。公社の関係者は「流動人口が多いか、または便器が老朽化したり、周辺環境により酔っ払い客が多かったりしたことが原因になり得る」と話している。

また公社が2カ月にわたって地下鉄1〜4号線におけるトイレ詰まりの原因を集計した結果、大便は7件のみ。最も多かったのはトイレットペーパーで109件、次いでストロー32件、カード26件、プラスチック製のふた20件、生理用ナプキン17件、割り箸13件、ビニール11件、木の棒や紙コップがそれぞれ10件で、本来流してはいけないものが多くの原因になっていることが分かった。

これら122駅のトイレでは、今年7月に計687件だったトイレ詰まりの件数が先月には1448件と2倍以上に増加している。これは、今年8月から衛生のため個室にあるごみ箱を撤去したことの影響が大きいとみられている。公社の関係者は「地下鉄5〜8号線も、トイレの個室にあるごみ箱を撤去したことにより、詰まりが2014年の3272件から15年4889件と1600件以上増えた。しかし、昨年には3521件と14年のレベルに戻った」として「市民が『ごみ箱のない公衆トイレ』に慣れるまで、地下鉄1〜4号線も今後数カ月は、さらに詰まりの件数が増えるものと思われる」と話している。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「市民意識はまだまだ」「家庭教育が問題」「酔っ払いが使えないようにトイレに鍵を掛けておく所もあるほど。トイレ文化の改革が必要」など人々の意識の問題を指摘する声が続出、対策として「他国のように罰金を科すべき」「公衆トイレも家のトイレと思って使えばいい。そうすれば詰まることなどない」などの声が上がっている。

一方で、「トイレットペーパーがどうして詰まりの原因1位なの?」「構造的に見ても、公衆トイレは水圧が弱くて配管も細いから問題」と公衆トイレの構造への指摘も寄せられた。

その他にも「先進国のトイレにはごみ箱がないからって、計画性もなくまねをするからこんなことになる。ウォシュレットを付けるとか、他の対策を立ててから先進国のまねをするべき」「トイレのごみ箱を撤去するのはやめて」などごみ箱維持派の意見も上がるなど、「トイレのごみ箱問題」はまだしばらく続きそうだ。(翻訳・編集/松村)