シリア首都ダマスカス近郊にある東グータの病院で、深刻な栄養失調に苦しむ乳児(2017年10月21日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は23日、シリアの首都ダマスカス(Damascus)近郊に位置する反体制派掌握地域で、政府軍の包囲が続く東グータ(Eastern Ghouta)地区の子供1100人余りが急性栄養失調に陥っていることを明らかにした。

 AFPの取材に応じたユニセフのモニカ・アワド(Monica Awad)広報担当官は、過去3か月間に行われた調査により、1114人の子供がさまざまな栄養不良状態にあることが判明したと説明。うち232人が、危険度が最も高く、救命のための緊急治療が必要とされる「重度急性栄養失調」だった。

 残る882人は中程度の栄養失調状態で、さらに1500人の子供が栄養失調の危険にさらされているという。アワド氏はまた、ここ1か月間で生後34日の女児と生後45日の男児の乳児2人が母乳不足により死亡したとも伝えた。

 反体制派の最後の拠点の一つである東グータには、最大40万人が居住しているとされる。同地区では、2013年からバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権軍が続ける包囲作戦により、食料や医療品が不足し、地元産品や密かに持ち込まれた物資の値段が急騰している。
【翻訳編集】AFPBB News