買う前に知っておきたい、格安4Kテレビの限界

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テレビは画質の良さばかり取り上げられますが、実は映像を楽しむなら音質もかなり重要。しかしいい音を響かせるには薄型では限界があります。そんな中でも良い音を出しているものはないかと格安4Kテレビ7製品の音質を聴き比べてみました。


音質の良い
薄型テレビは存在する?


箱型スピーカーを思い浮かべればわかりますが、良い音を響かせるためにはスピーカーの内部で音を反響させる必要があるので、ある程度の容積が必要です。

薄型テレビでは音が響くだけの容積が確保できないので限界はありますが、その中でもなんとか探してみようというのがこの企画。

最近ではデジタル技術の向上は新素材の開発などでいい音が実現できつつあるのでは……そんなことを期待しつつ、音の違いを聴き比べました。

[今回の対象モデル]
東芝
REGZA 50M510X
実勢価格:11万5218円

Panasonic
VIERA TH-49EX600
実勢価格:12万7000円

SHARP
AQUOS LC-50US40
実勢価格:11万5980円

FUNAI
FLー43UB4000
実勢価格:11万4800円

LGエレクトロニクス
43UH6500
実勢価格:8万5000円

ハイセンス
HJ43 N3000
実勢価格:5万8000円

ドンキホーテ
情熱価格+PLUS LE-5050TS 4K-BK
実勢価格:5万4800円

ちなみに、初めから高音質を望むなら、例えばこちらの高音質に特化モデルがおすすめです。さすがに、お値段はそれなりですが、相応の音響が楽しめます。



Panasonic
VIERA TH-55DX850
実勢価格:20万5814円



ポイントは、スピーカーが前向きで、かつ真ん中に設置してあること。

そして、今回の主役である格安テレビはというと……。


格安4Kは、中域が耳に届けば
及第点、というレベルです


生産コストに限界がある普及クラスでは、伸びやかな高域や響き渡る低音は期待できず、国産大手メーカーであっても、いわゆる高音質とまでは言いがたいのが現状です。

もっとも、テレビ番組を視聴する際に重要なのは、人の声。音割れなどがなく、中域がしっかり耳に届けられれば及第点でしょう。

その点、東芝のREGZAは、今回取り上げた7製品の中で、唯一スピーカーが前向きに搭載されているためか、音に関する評価はトップでした。



東芝
REGZA 50M510X
実勢価格:11万5218円



その他の6製品は、そもそもスピーカーが下向きに配置されているため、音が下方に叩きつけられ、音の広がりや質を求めるのは厳しさがありました。

操作性やネット機能など充実した機能を誇るPanasonicのVIERAも、スピーカーは下向きに設置されています。

[Panasonic VIERA]



Panasonic
VIERA TH-49EX600
実勢価格:12万7000円



人の声などもボリュームを大きくしないと聴き取りにくいのが難点。

[SHARP AQUOS]



SHARP
AQUOS LC-50US40
実勢価格:11万5930円


オーディオメーカー「オンキヨー」との共同開発による、臨場感豊かな高音質設計とのことですが、この価格帯では東芝「REGZA」、Panasonic「VIERA」に一歩及びませんでした。

その他の格安4Kテレビについては、さらに物足りなさがあります。



FUNAI
FLー43UB4000
実勢価格:11万4800円



LGエレクトロニクス
43UH6500
実勢価格:8万5000円



ハイセンス
HJ43 N3000
実勢価格:5万8000円



ドンキホーテ
情熱価格+PLUS LE-5050TS 4K-BK
実勢価格:5万4800円


特に、ドンキの薄型テレビは、人の声もBGMもSEも同じように聴こえるほど音の解像度が低かったのが気になりました。


音を楽しむなら
外部スピーカーで


映画など音楽コンテンツをじっくりと楽しみたい場合は、外部スピーカーを取り付けるのがおすすめです。



Bose
Bose Solo 5 TV sound system
実勢価格:3万2400円


シンプルですが高音質のこちらは、ケーブル1本でテレビとつながり、いい音を響かせます。

そもそも普及クラスの4Kテレビは気軽に視聴することを目的としたテレビ。お値段は確かに魅力的ですが、すべての要求に応えるのはちょっと難しいようです。

高音質を本気で求めるなら、上位モデルを購入するか、外部スピーカーの導入で対処するのがおすすめです。



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