リオ五輪金のプイグ「プエルトリコに力を」。ハリケーン被害甚大な祖国を想い涙。[BGL BNPパリバ ルクセンブルク・オープン]

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21日、モニカ・プイグ(プエルトリコ)は「BGL BNPパリバ ルクセンブルク・オープン」を準優勝で終え、未だハリケーン「マリア」の壊滅的な被害から回復途上にあるプエルトリコの人々に捧げた。

プエルトリコ史上初の金メダリストであるプイグは、リオでの見事な優勝以来となる決勝に駒を進めた。そこに至るまで、第1シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と第5シードのエリーゼ・メルテンス(ベルギー)を破っての勝ち上がりだった。

決勝でカリナ・ビットヘフト(ドイツ)に敗れて2位で終えた後、世界58位のプイグは何度も必死に涙をこらえた。トロフィー贈呈の間、その成績を祝福され、集まった観衆やトーナメントのスタッフ、そしてコートのビットヘフトから、いつまでも続く長い喝采を受けた。

「最後まで泣かないようにがんばるので、聞いてください」とプイグは観客に向けて言った。「他の誰よりも前に、プエルトリコで見てくれている皆さんに感謝します。このトーナメントは、皆さんのためのものです。いろいろなことがあったのはわかっていますが、すべてがよくなることを願っています」

「私はあなたたちの味方ですし、そばでずっと支援します。そして、私達はここからもっと強くなって戻ってくるのです。プエルトリコに力を。愛しています」

カテゴリー5の嵐となったハリケーン「マリア」によって、9月下旬に嵐が過ぎ去った後、プエルトリコに甚大な人道的危機が生じた。その結果50人近くが死亡し、国中が破壊された。

嵐の1ヶ月後、島の88%で電力が失われたままであり、29%で飲料水が不足している。

プイグは、嵐が母国を襲った後、ヤングケアリングというサイトでクラウドファンディングのキャンペーンを開始し、ハリケーンの救済金として150,000ドル近くを集めた。これに賛同し、寄付を行った複数のWTA及びテニスのスター選手の中で、マリア・シャラポワ(ロシア)は、自身のスイーツブランドであるシュガポワの売上からの利益を、年末にかけてその基金に当てることを約束した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「BGL BNPパリバ ルクセンブルク・オープン」で準優勝したプイグ(プエルトリコでのイベント時のもの)
(Photo by GV Cruz/WireImage)