[北京/上海 23日 ロイター] - 中国の李幹傑・環境保護相は23日、同国の大気環境基準を2035年までに達成する意向を明らかにした。李氏は中国共産党大会で、大気環境を改善するには国民に「忍耐」が必要だと強調。環境保護システムの強化は、徐々に経済発展にもつながるとの考えを示した。

李氏は記者会見で「われわれは、直面している問題を完全に認識している」と述べ、「エネルギーミックスにおける石炭の比率は高い」と指摘。さらに「トラックで輸送されるコモディティーが多すぎる。企業の一部は排気ガス規制を逃れている。一部の地方政府は、中央から指示された規制を執行していない」と批判した。

首都北京は、微小粒子状物質「PM2.5」の平均濃度を、前年の1立方メートル当たり73ミリグラムから60ミリグラムへと減らすための圧力にさらされている。それでもこの水準は、同国が定めた基準を大幅に上回っている。

世界保健機関(WHO)の基準は「10ミリグラム未満」となっているが、中国では「暫定的な」基準として、2035年までに35ミリグラムへ減らすことを目指している。

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