大きなイメージチェンジを遂げた2代目となる新型リーフですが、今回のフルモデルチェンジではプラットホームなどの基本骨格やメカニズムを先代からキャリーオーバーしています。

新型リーフは、ボディ系の熟成に加え、EV技術の電力系と制御系のアップデートによって、JC08モード走行距離400kmといった大幅なEV 性能の進化を実現しました。

特にEV技術は進化の現在進行形で、EVの潜在ポテンシャルを感じるところであり、面白いところでもあります。

新型リーフのボディを見てみると、踏襲したプラットホームをベースにリア開口部のボディ補強など、適所に補強を施して剛性を上げて操縦安定性を向上。また「静かなEV」のイメージを更に際立たせるために、遮音に加えEV特有のモーターノイズ対策を施して静粛性を改善しました。

EV技術の電力系ではリチウムイオンバッテリーのセル正極材を見直してセルの厚みを増やし、積層とモジュール構造の最適化を実施。その結果、先代と同じ外形寸法のままでバッテリー容量で約30%増の40kWhを達成しました。

またモーターも先代と同じながら、最高出力は30kW増えて110kW(150ps)、最大トルクは40Nm増えて320Nm(32.6kgm)と大幅なパワーアップを実現しました。これは、直流から交流に変換するインバーターのパワーモジュールの冷却構造の改良によって出力電流値を増大した結果で、EVならではの技術特性が見て取れます。

制御系では、ノートe- Powerのワンペダルドライブを進化させた「e- Pedal 」を採用。アクセルオフの加減で回生ブレーキの効きを操作でき、停止までできるため、約90%の走行領域をカバーできるとのこと。また油圧ブレーキの協調制御機能を追加して、回生ブレーキだけでは止まりきれない下り坂でも停止できるように改良を施しています

運転支援システムのプロパイロットも進化しており、自動で駐車できるプロパイロット パーキングを開発。駐車スペースの真横に停止して駐車場所を指定したら、スイッチを押し続けるだけで、後退でも前向きでも縦列でも、クルマが自動運転で入庫してパーキングブレーキまでかけてくれるのですから、自動運転も着実に進化を遂げていると言えそうです。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

第560弾新型リーフのすべて
http://motorfan-newmodel.com/newmodel/560/

EV技術は日々進化中。新型リーフはキャリーオーバーでも大幅な性能アップを実現(http://clicccar.com/2017/10/23/522992/)