新型センチュリー(プロトタイプモデル)(写真: トヨタ自動車の発表資料より)

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 「全日本自動車ショウ」の名称で1954年に始まった東京モーターショーは、今回が45回目の節目となる。しかし、入場者数は200万人を超えた1991年をピークに減少傾向が続き世界の自動車ショーにおける存在感の低下が懸念されている。このため、主催する日本自動車工業会は会期中に前回(81万人)を超える来場者数の上積みを目指し、自動車各社も環境規制の強化に対応したEV(電気自動車)や高速通信の普及を前提にしたコネクテッドカー(つながる車)、AI(人工知能)など時代の先端を歩む技術を並べる。環境性能と自動運転・安全技術に関する充実した展示が今年の特徴と言えるであろう。

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 10月27日(金)〜11月5日(日)の開催期間中、会場の東京ビッグサイトには、世界で初めて公開される車両が76台、日本で初公開となる車両が68台揃うものと見込まれる。以下、メーカー別にポイントを記載した。

■トヨタ自動車

 1967年に発売され現在までに約4万台を売り上げた最高級セダン「センチュリー」が、21年ぶりに全面改良されHVとして初展示される。衝突回避支援システムなどを採用し、バッテリーはニッケル水素となる。もちろん高級車に相応しい内装を施してお目見えする。

 高級車「クラウン」は全車に車載通信機を標準装備して「つながる車(コネクテッドカー)」としての機能を付加した新モデル、「クラウン コンセプト」として初公開される。約5年半ぶりの全面改良で、2018年夏ごろに市販モデルを発売する予定だ。

 新型スポーツカー「GR HV SPORTS concept」のコンセプトモデルは世界耐久選手権(WEC)で実走するレーシングカーのハイブリッド(HV)技術を搭載している。レースで練磨した「THS-R」という技術を搭載し、脱着式ルーフ(エアロトップ)を採用するなどデザイン的にも楽しみな車だ。

 新型の多目的スポーツ車(SUV)「ティ・ジェイ・クルーザー」も初公開される。助手席側の前後のシートを倒して、サーフボードや自転車なども積める。ボンネットには傷や汚れがつきにくい素材を採用した。市販化は未定のコンセプトモデルだ。

 世界初公開となるFCVのコンセプト車「FCVプラス」は駐車中は発電機として使えて、電気を他の自動車や地域の電力網に供給することができる。また、12月に発売予定の新型「プリウス」を日本で初めて一般公開する。