20日、環球時報は記事「ジム・オニール:世界は19大後の二つの問題に注視すべきだ」を掲載した。中国の消費拡大が続くのか、一帯一路の取り組みは継続されるのか、この2点が世界経済に与える影響が大きいという。

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2017年10月20日、環球時報は記事「ジム・オニール:世界は19大後の二つの問題に注視すべきだ」を掲載した。

元ゴールドマンサックス・アセットマネジメント会長のジム・オニール氏は18日、チェコに本部を置く国際民間非営利団体(NPO)「プロジェクト・シンジケート」のウェブサイトに寄稿した。現在、北京市で開催中の中国共産党第19回全国代表大会(19大)が注目されているが、この政治イベント以上に重要な二つの問題があるという。

第一に中国の消費がさらなる成長を続けるかどうかについてだ。中国の国民総生産(GDP)は今年末に12兆ドル(約1370兆円)、2010年比で2倍に達すると推測されている。問題は経済規模だけではなく、消費の成長が続くかどうかだ。現在、中国のGDPに占める消費の比率は39.2%。先進国と比較すればきわめて低水準だが、10年の35.5%からは伸びている。また絶対額で見た場合、中国の消費は10年から2兆5800億ドル(約294兆円)の増加となる。インドのGDPに匹敵する金額だ。中国の消費拡大が続くかどうかは世界経済を占う上できわめて重要な問題だ。

第二に中国が「一帯一路」建設を推進するかどうかだ。世界経済に与える影響では中国国内の消費拡大ほどの重要性はないと考えているが、それでも優良なインフラで中国と他地域をつなげるプロジェクトは世界貿易にとってプラスの影響を与える。

幸運にも中国の消費主導の成長は止まらないし、中国政府が一帯一路を放棄することはなさそうだとしている。(翻訳・編集/増田聡太郎)