17F1第17戦、米国GP決勝。パドックに姿を見せた元陸上男子短距離のウサイン・ボルト氏(2017年10月22日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】今年8月に現役を引退した元陸上男子短距離のスーパースター、ウサイン・ボルト(Usain Bolt)氏が22日、今後もプロサッカー界でプレーするという夢を追いかけると宣言し、仮にそれがかなわなかったとしても自分に恥をかかせるようなことはしないと語った。

 第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics)を最後にトラックから退いたボルト氏は、これまでもサッカーへの夢を公言してきており、すでにドイツ・ブンデスリ―ガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)からは練習に招待されている。

 100、200メートルの世界記録保持者で、五輪で通算8個の金メダルを獲得したボルト氏の挑戦をめぐっては、31歳という年に懐疑的な見方も示されているが、当の本人はアスリートとしては高齢な年齢が自身に不利に働くことはないと考えている。

 この日は米テキサス(Texas)州オースティン(Austin)で行われたフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の第17戦米国GP(United States Grand Prix 2017)に登場したボルト氏は、「これは個人的な目標だ。他人が何と思おうが関係ない」と報道陣に語った。

「自分にうそはつかない。もしできないと感じたら『忘れろ』と言う。自分に恥をかかせるつもりはない」

「これは夢であり、自分が本当にやりたいと思う人生の新章だ。もし真剣に成し遂げたい夢とかがあるなら、どこまで行けるか試してみたいものだろう」

■いつでも歓迎

 ボルト氏はこれまで、長きにわたり自身のスポンサーを務めてきた独スポーツ用品大手プーマ(Puma)の協力の下、ドルトムントの練習へ招待されているが、長引くハムストリングの問題でオファーを受けられずにいる。

「今はハムストリングに邪魔をされてしまっているが、あと2週間もすればトレーニングを再開し、体を戻すことができると思う」というボルト氏は、「彼ら(ドルトムント)はいつでも歓迎だと言っていた。だから問題は私がけがを克服し、体を戻せるかに尽きる。それで検討できたら、練習に参加して自分のレベルを確認できる」と話した。

「個人的には自分が本当にベストな選手の一人になれるか試したいんだ。どんなことであれ、何かをやるときは自分が持っているものを最大限に発揮したい」

 その一方でボルト氏は、自身が応援するイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で同様の機会を得られるかについては「難しいだろう」としながらも、「でも誰にも分からないよ」と冗談を飛ばしていた。
【翻訳編集】AFPBB News