C・ロナに新たな“男前エピソード”…母国の山火事、負傷者の治療費を負担

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 フットボール界の顔として積極的に社会貢献活動を行っているレアル・マドリードポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、大惨事に見舞われた母国のためにひと肌脱いだことが明らかになった。

 ポルトガルは現在、15日に発生した大規模な山火事が依然として沈静化しておらず、被害が拡大した隣国スペインも含め、死者の数は60人を超えたと報じられている。災難に心を痛めているC・ロナウドは、インスタグラムを通じて支援のメッセージを残している。

「この悲劇を前にして無関心でいるのは不可能だ。犠牲者の家族や友人の方々への連帯意識や、自身を危険にさらして救助活動を行っている消防士へのトータルサポートの意思を表したい」

 そして、ただちに言葉から行動へと移したC・ロナウドは、山火事による負傷者370人の治療費を負担することを決断し、寄付を行ったとのことだ。とはいえ、本人にはこういった行為をひけらかすつもりはなく、姉のカティア・アヴェイロさんがフェイスブックを通じて明かしたため、世に知れ渡ることとなった。

 これまで様々な形のチャリティーを行ってきたC・ロナウドは、2015年にはアメリカのNPO法人『Do Something』より最も慈善活動を行っているアスリートに選ばれている。今回の“男前エピソード”も本人にとっては当たり前なのかも知れないが、こういった行為の積み重ねが選手や人間としての風格をもたらしているのだろう。

文=北村敦