カップルの痴態に乗客は咎めたものの…(画像は『tz online 2017年10月17日付「Nach Liebesspiel in der U-Bahn: Das sagt ein MVG-Mitarbeiter」((C)Klaus Haag)』のスクリーンショット)

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独フュルステンフェルトブルック出身の19歳女とその恋人である39歳男は当初、ミュンヘンの地下鉄5番線の車内でキスをしていただけであった。だが気持ちが盛り上がったのか女は恋人の股の間に滑り込み、なんとオーラルセックスを始めたのだ。この行為を他の乗客が咎めたものの2人は聞く耳持たず口論になり、警察が出動する事態にまで発展した。

これは早朝や深夜といった時間ではなく金曜日の午後3時のこと、ドイツではそろそろラッシュアワーに差し掛かる時間帯で発生した。地下鉄が通過するのはミュンヘン中心部、つまり大勢の乗客がひしめき合う車両で周囲の視線をものともせず、2人はハレンチな行為に及んだのである。

この迷惑行為を腹立たしく思った46歳の女性が“お楽しみ中”の2人を咎めたものの、彼らは恥じるどころか逆に女性に喧嘩を売る始末だった。ついに警察が出動するほどの騒ぎとなり、3人は途中のマックス・ヴェーバー広場駅で降ろされている。

その後の検査で、このカップルの血中アルコール濃度が約0.2パーセントにも達しており、酩酊している状態であったことが明らかとなった。酔った勢いもあって事に及んだのだろうが2人は、ドイツでは刑罰の対象となる「公衆に嫌悪の情を催させた」として起訴された。

電車内での化粧や足を広げて座るなどの迷惑行為が世界各地で問題となっているが、ドイツでも同じようにマナー悪化が著しいという。ミュンヘンの公共交通機関内で車掌業務を担当するミュンヘン都市施設局(SWM)のエドゥアルド・イムブロン氏は、「車両のドアに向かって唾を吐くなどの行為が増加しており、また駅員に対する暴力行為は2015年で14件、2016年には27件も報告された」と話している。

画像は『tz online 2017年10月17日付「Nach Liebesspiel in der U-Bahn: Das sagt ein MVG-Mitarbeiter」((C)Klaus Haag)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)