女性も正社員じゃないと結婚に不利!シビアな現実が明らかに

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 結婚できる人とできない人では、何が違うのか?

 男性の場合は、正社員のほうがモロに結婚に有利なのはデータでも明らか。女性の場合は、容姿や女子力の勝負…かと思いきや、意外にも仕事・収入が結婚しやすさに影響するようなのです。

 連合(日本労働組合総連合会)は、契約社員派遣社員、パートタイマーなどの女性1000人に実施した「非正規雇用で働く女性に関する調査」を2017年9月に発表しました。

 その結果、最初についた仕事が正社員か非正規雇用かで、女性も結婚しやすさに大きな差があるらしいことが判明したんです。

◆最初の仕事が非正規の女性は、結婚に不利!?

 この調査に回答した女性は、「パートタイマー」57.6%、「アルバイト」20.4%、「派遣社員」10.7%、「有期契約社員・嘱託社員」9.8%、「臨時・非常勤公務員」1.5%。

 そのうち学校卒業後、初めて就いた仕事が正社員だった人は52.6%と半数超。いま非正規で働いている女性の約半数が、初職も非正規という結果でした。

 そして、配偶者(夫、事実婚含む)の有無を聞いたところ、意外な事実が判明。

 初めて就いた職が正社員だった女性では、夫がいる人が70.9%。ところが、最初の職が非正規だった女性では、夫がいる人は26.9%とグッと少ない結果に! この数字ってかなりの差ですよね。

 つまり、最初から非正規の女性は、結婚できにくい(または離婚している)ようなのです。

 20〜50代のどの年代で比べても、最初に非正規雇用だった女性は配偶者がいる率が低いという結果に。子供がいる率も、初職が正規の女性=54.1%に対して、初職が非正規の女性は21.6%と少ないです。

◆別の調査でも「正社員女性が結婚しやすい」結果に…

 実は、初めての職や直前の職が正社員の女性のほうが結婚しやすい、ということは厚生労働省の分析でも明らかになっています。

 たとえば、「男女共同参画白書平成25年」によると、「女性の結婚直前の就業形態」は、「正規」64.2%、「非正規」29.2%、「その他」6.5%(※)。要するに、(初めての職に限らず)正社員女性のほうが結婚確率が高いようなのです。
(※厚生労働省「第10回21世紀成年者縦断調査」)。

 いったいなぜ、パート・アルバイトや派遣の女性は、正社員の女性より結婚しにくいのでしょうか??

 ここからはあくまでも仮説ですが…

・男性も結婚相手の女性に安定収入を求めるようになっていて、非正規の女性は不利?(男性サラリーマンの収入は年々下がってますからね)

・非正規雇用は正社員より平均収入が少なく、遊びなどの行動量が減って出会いも少ない?

・正社員になる女性のほうが、学歴やクラスタ的に、周りに正社員男性(結婚率が高い男性)が多い?

 個人のせいではない、社会的な要因がいろいろ考えられそうです。

◆収入を安定させることは、ヘタな婚活より効くかも?

 また、「男女とも収入が高いほうが結婚しやすい」という分析もありました(厚生労働省「第10回21世紀成年者縦断調査」4ページ)。男性ほどはっきりではないですが、女性も収入と結婚率が関係あるそう。

 だったら、婚活のためにも、収入を安定させたいものですよね。

 女性の正社員採用をもっと増やせ!と叫びたいですが、一方で、今回の連合調査では「なぜ今の就業形態(非正規雇用)を選んだのか?」について、こんな回答が。

・自分の都合のよい時間で働きたい……41.3%
・家庭の事情……28.2%
・勤務時間や労働日数が少なくて済む……27.0%
・正社員・正規雇用で働けるところがなかった……21.1%
・簡単な仕事で責任も少なくてすむ……16.6%
(※複数回答可)

「正社員で働けるところがなかった」は約2割で、不可能ではないかも(もちろん年齢や職種にもよりますが)。もし今、結婚を焦っている女性がいれば、仕事の安定を目指すほうが、ヘタな婚活より近道かもしれませんよ。

<TEXT/女子SPA!編集部>
【調査概要】
日本労働組合総連合会「非正規雇用で働く女性に関する調査2017」
調査時期:2017年7月26〜28日(インターネット調査)
調査対象:全国の女性1000人(ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする20歳〜59歳の非正規雇用)
全体の配偶者あり:なしは、50%ずつに割り付け

※注:国勢調査をもとにした「非正規雇用の女性のほうが既婚率が高い」というデータもある。ただこれは「非正規だから結婚できた」のか、「結婚・出産によって非正規雇用になった」のか、因果関係はわからない。