TenXデビットカード

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テレビでもビットコイン取引所のCMが流れ、新たな投資先として注目度が増す仮想通貨。’17年の初めから4倍以上に値上がりを見せるビットコインを筆頭に、“第二、第三のビットコイン”も現れ、仮想通貨マーケットは熱狂状態だ。果たして“勝ち組”たちはいったいどう立ち回っているのか。

◆必要な情報はタダで入る! ICOの狙い撃ちで“仮想通貨”の億り人に
…三崎優太氏/仮想通貨資産:2億円/職業:会社経営、投資家

「仮想通貨の値動きは激しいですが、間違いなく上昇気流。これまでに1億円ほど投資してきましたが、含み益は2倍になっていますね」

 そう打ち明けるのは、美容商品のECサイトを運営する「メディアハーツ」代表の三崎優太氏だ。18歳で企業、’10年ごろから始めたFXでも成功を収めた。28歳の若き実業家と仮想通貨との出会いは、今から4年ほど前のこと。

「最初はリップルをごく少額、買っただけ。本格的になったのは今年から。ICOへの投資を始めるようになったのがきっかけですね」

 ICO(Initial Coin Offering)とは、仮想通貨経済におけるIPOのようなもの。企業やプロジェクトが株式ではなく独自コイン(トークン)を発行することによって、資金調達を行う。まだ取引の始まっていない未公開の仮想通貨を最安値で購入することができる。

「ICOでは金額の上限が決められているので、大きな金額は動かせませんが、手軽に始められるのも魅力です。今から仮想通貨で儲けたいという人は、ICO銘柄から始めてみるのも一つの手かもしれませんね」

 今年6月に公開されたブロックチェーン・スタートアップのTenX(テンエックス)のICOで、三崎氏は300万円ほどのPAYトークンを購入。発売後、わずか数週間で投資金額がおよそ1.5倍にもなったという。

◆株やFXとは別物! むやみに価格を見ない“ほったらかし”が◎

「銘柄はたくさんあるので、まずICOカレンダーを見て、リリース目前のものを調べます。ただし実体がないもの、詐欺まがいの案件も多く含まれているので、十分に注意が必要。ツイッター検索も使い、市場の熱量や民意が取れているかも調べます。SEO対策がされていないため、ツイッターはリアルな情報が手に入りますからね。時間がない人は、ひとまずツイッターで“ICO”で検索して、話題になっている銘柄を選ぶのもいい。

 僕の場合、ブロックチェーン技術に詳しい友人にホワイトペーパーを精査してもらうなど、情報の裏付けも欠かしません」

 三崎流の取引の心得は、いかに。

「買ったら基本的にはほっておく。相場を細かくは見ません。また、これから新たに買うならば、相対的に下がっている通貨を買ったほうがいい。暴落が買い時です。“ビットコインが値上がりしているから買ったほうがいい!”などと多くの人が話題にしてから買うのでは、少し遅い。思わぬ高値を掴んで失敗してしまうことも、よくありますから」

 精度の高い情報収集と先見の明こそが、投資成功へのカギだ。

★三崎氏の格言
・ツイッターで民意を測れ!
・相場は細かくチェックしない。
・“これから”の銘柄を選ぼう。

<三崎氏 推奨銘柄>

●Gnosis(GNO)…1万9377円
4月にICOを行い、わずか10分でトークンが完売したイーサリアムブロックチェーン上で開発される分散型予測市場のプラットフォーム。その性格は保険業界のビジネスモデルに近い。ICO後に海外の取引所Poloniexに上場し、価格は4倍に高騰した。

●リップル(XRP)…25円
時価総額3番目、今年3月に最高値を記録。SBIホールディンググループ北尾会長も「グループで総力をあげて価格を上げる」などと発言し話題に。「相対的に安いので買いやすい。これからも激しい動きがあるかもしれないので目が離せません」

●TenX(PAY)…464円
6月のICOで話題になったトークンで、上場後にも高騰。保有しているだけでイーサリアムが報酬としてもらえ、TenXで発行したデビットカードも届く。

 デビットカードはVISAとMasterCard加盟店で使用できる。仮想通貨が日常で使えるのも人気の秘訣。「比較的買いやすい価格なのも魅力。これからは仮想通貨も実体のあるものがウケると思います」

【三崎優太氏】
開始時期:2013年
情報源:ツイッター、ICOカレンダー、ホワイトペーパー
よく使う取引所:Poloniex
メディアハーツ代表取締役、投資家。’89年、北海道生まれ。18歳で起業、アフィリエイト事業などを経て、’14年に美容通販業界に参入。「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万本の大ブレイク。今期の年商は120億円の見込み。経営哲学は「勝つまでやめない」

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