健康にはもちろん、見た目にも大きな影響を与えるのが骨盤の「ゆがみ」。そもそも、骨盤は堅いはずなのになぜゆがむの? 体にどんな影響があるの? そんな素朴な疑問をタレントで整体師の久嬢由起子さんに聞きました。まずは以下で自分の骨盤をチェックしてみて。

以下のチェックリストで当てはまるものが多いほど、骨盤がゆがんでいる可能性が。

お尻に触れると、首より冷たく感じる。スカートが回ってチャックの位置がずれていることがある。便秘がちだ。生理不順である。脚を組むとき、組みやすさが左右で異なる。バッグを肩にかけるときはいつも同じ側になる。手を腰骨の出っ張りにあてたとき、位置が違う。お尻の高さが左右で違う。

骨は堅くて丈夫なはずなのに、なぜゆがんでしまうの?

「実は骨盤はひとつの骨ではなく、いくつかの骨が組み合わさって靭帯でつながっています。主に仙骨、腸骨、恥骨、坐骨、尾骨でできているといわれます。腸骨・恥骨・坐骨(まとめて寛骨といわれる)と仙骨との間の関節(仙腸関節)にずれが生じたり、寛骨自体も左右でずれ、前後にねじれたりした結果、骨盤にゆがみや傾きが生じると考えられます」(久嬢さん)

骨盤がゆがむと、健康にはもちろん、見た目にも大打撃!

「骨盤と連動している背骨や股関節にもゆがみが生じるから、姿勢が悪くなり、肩や腰が凝りやすくなります。また、骨盤の内側にある子宮などの内臓が圧迫されて血流が悪くなると、生理痛がひどくなることも。内臓が血行不良になると全身の代謝も悪くなるので、太りやすくなる恐れもあります」

久嬢由起子さん タレント、整体師、肛筋トレーナー。著書『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』、DVD『やせたいなら! 健康でいたいなら! 肛筋を鍛えなさい』が話題に。

※『anan』2017年10月25日号より。写真・中島慶子 スタイリスト・仮屋薗寛子 ヘア&メイク・イワタユイナ イラスト・野村憲司 今牧良治(共にトキア企画) 取材、文・風間裕美子

(by anan編集部)