ヒップホップ・アーティストのZeebraが22日、東京・渋谷でおこなわれたイベント『キットカット ハロウィン ダンスパーティ 2017』に登場。Zeebraならではのハロウィーンを明かすとともに、大会を振り返った。

 チョコレートブランド「キットカット」は、2007年からハロウィンキャンペーンを展開。さらに昨年から子供たちとシニア・ポストシニア世代の交流と、地域社会の活性化を目指す「キット、輪になる。」プロジェクトを開始し、渋谷区限定で「キットカット ハロウィン ダンスパーティ」を開催している。

 そして本格的な始動となった今年は「ディスコ」に慣れ親しんだシニア・ポストシニア層と、ダンス必修化世代である子供たちがチームとなって“まち単位”で参加する、全国規模のダンスコンテストを開催した。

Zeebra

 本イベントは、渋谷区観光大使ナイトアンバサダー兼アーティストであるZeebraが協力し、開催。この日は予選を勝ち抜いた全8組が優勝を賭けて披露するダンスの審査員として登場した。

 老若男女入り混じっておこなうというルールにおいて、今回のイベントでは非常に幅広い年齢層が集い楽しダンスを展開、中には健常者とろう者が入り混じって、手話を巧みにダンスに織り込んだ東京都新宿区の代表「舞はんど舞らいふ」など、非常にバラエティに富んだステージを披露。

 そんな狙い以上の出会いに遭遇したZeebraは「ダンスはなかなか練習が必要だと思うけど、その練習をしている間にみんなが仲良く打ち解け合って、一つになっている感じがして、すごく良かったです」と狙いが的中したことに非常に満足な様子を語っていた。

 一方、Zeebra家のハロウィーンについては「最近はうちの子供たちもだいぶ大きくなってきて、下の子も中学生なので、あまりそういったことに付き合ってくれない」と若干の寂しさを語りながらも「うちはそもそも全員がパーティー・ファミリーなので、どこかしらでみんな大騒ぎしているんじゃないかと思います」と家族総出で賑やかな様子を明かした。

優勝した井口ファミリー同好会

 また、「毎回僕もいろんなハロウィーンパーティーに呼んでいただいているので、毎日違う恰好をするのが大変です」と毎年フル稼働の様子を語るZeebraは、昨年はスフィンクスの格好をしていたことを明かしながら、今年は「実はまだ考えてなくて、ドン・キホーテに早くいかないと、売り切れちゃう」と、慌てながらも策略を練っている様子を語る。

 予選を通過したダンスチームは、Zeebraが創作したテーマソング「Trick or Treat」の課題曲に合わせ、ハロウィーンの楽しさや自分の街の活性化をダンスで表現、優勝チームには「子どもたちのためのまちづくり奨励金」が進呈される。

 この日ステージ毎に流れた自身の曲に対して「僕も自分の曲をこんなに何度も聴くのは珍しい経験なので。でもやっぱり自分の作った歌詞とか、ラップのブローに対していろんな形の振りをつけてくれているので、すごくそれもワンステージ毎に楽しませていただきました」とこれにも満足な様子。

 一方では「この曲のPVをちゃんと撮ってもいいなと思っていますし、僕なんかも本当に今こういいながら46歳、今ってもうみんな若いので、なんでもみんなでこうやって楽しんでいけたら、もっと明るい未来があるんじゃないかという気がしています」とイベントを絡めて様々な思いを巡らせる。

準優勝の舞はんど舞らいふ

 また来年度の開催にも前向きな意向を示し「最近、ラッパーも若い子が増えているので、折角だから僕の歌詞の中にもう一番足してもらうとかどうかな? ラッパーコンテストなんかいいんじゃないかなんで思っています」と積極的な姿勢を見せる。

 さらに「新曲も?」とたずねられると「そうですね、それもあるかもしれないですね」と元気に答えた。

 この日優勝したのは、アクロバチックなブレイクダンスに趣向を凝らしたステージで会場を魅了した、兵庫県神戸市出身の「井口ファミリー同好会」。

 準優勝は先述の「舞はんど舞らいふ」、さらに最終審査の段階で急遽設けられた特別賞「キットカット賞」を、70歳を超え、会場の皆から「アニキ」と親しまれた高齢の男性ダンサーと、少女たちの息もピッタリのコンビネーションで華麗なダンスを披露した東京都豊島区代表の「6teps」が受賞した。【取材・撮影=桂 伸也】