パキスタンのラホールで、トランスジェンダー殺害事件に抗議する人たち(2016年5月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】パキスタン北部ペシャワル(Peshawar)で21日、斬首されたトランスジェンダーの遺体が発見された。地元当局が22日、明らかにした。極めて保守的なパキスタンではトランスジェンダーが襲撃される事件が少なくない。

 遺体はペシャワルの低所得地域タカル(Tehkal)の農地に放置され、腐敗が進んでいた。年齢は25歳ぐらいとみられているが、地元警察によると、身元は不明。遺体は写真を撮影し指紋を採取した後、22日朝に埋葬された。

 パキスタンは2009年、他国に先駆けて「第3の性」を法的に認め、トランスジェンダーの人たちが身分証明書を取得することも可能になっている。これまでに選挙に出馬したトランスジェンダーも複数いる。

 それでも、パキスタンでは多くのトランスジェンダーが厳しい差別に直面して路上生活を強いられ、物乞いや売春で生活費を稼ぎ、恐喝や暴力などの危険にさらされている。
【翻訳編集】AFPBB News