交錯するマーウィン・ゴンザレスとジョージ・スプリンガー【写真:Getty Images】

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ア軍中堅手が“強奪”キャッチ…取られた左翼手にファン“同情”「取られた後の顔(笑)」

 米大リーグのリーグ優勝決定シリーズは、中堅手が衝突しかけながらフェンス際の大飛球を左翼手から“強奪”する大ジャンプキャッチが炸裂。驚異的な跳躍能力を発揮し、ピンチをしのいだ決定的瞬間を球団公式ツイッターが動画付きで紹介すると、ファンから「凄いキャッチだ!!」と感嘆が広がり、横取りされた選手に対して「ボールを取られた後の顔(笑)」と“同情”を呼んでいる。

 まさに打球を横取りするかのようなプレーに全米の目が点になった。そんな仰天キャッチを演じたのは、アストロズの中堅手スプリンガーだった。

 21日(日本時間22日)、3勝3敗で迎えた運命の第7戦。勝った方が優勝となる大一番、4-0の7回だった。リードを守り切るため、終盤に入り、きっちりと切りたいイニングの先頭。右腕マクラーズが投じた2球目をバードがフルスイングで捉えた。大きな打球が左中間へ。長打コース、はたまた一発か――。球場全体が息をのんだ次の瞬間だった。

 左翼手ゴンザレスが背走しながら、フェンス間際で落下地点に入った。左手を挙げ、捕球の意思を見せる。しかし、中堅から恐ろしいスピードで突っ込んできたのが、スプリンガーだった。ボールから目を切らさずに落下地点に入り、驚異の身体能力でジャンプ。グラブを掲げていたゴンザレスにぶつかりながら、遥か上から白球を掴みにかかった。

中堅手は前日も「ザ・キャッチ」で美技…ファン「最後に彼らが向かい合うのが好き」

 スプリンガーは覆いかぶさるようにして、左手のグラブでキャッチ。そのままフェンスに激突し、グラウンドに転がった。しかし、ボールを離さず、大の字になって起き上がり、審判に向かってグラブを掲げ、捕球をアピール。寸前で横取りする形となったゴンザレスは表情でフェンスに手をかけて足を組み、ちょっと困ったような表情を浮かべていたが、球場は熱狂に包まれた。

 まさかの味方から“強奪”キャッチをアストロズの球団公式ツイッターは驚きの顔文字3連発とともに動画付きで紹介。映像を見たスプリンガーは中堅右寄りに守っていたにも関わらず、俊足を飛ばして追いつき、最後は大ジャンプをしていることがわかる。ファンからも驚きの声が続々と上がっていた。

「うわ!! すごいキャッチだ!!」という感嘆とともに「マーウィン(ゴンザレス)の目のやり方(笑)」「ボールを奪われたときの顔(笑)」「可哀想なマーウィン」「マーウィンは『なんでおれはここにいるんだろう』って感じだ」とボールを奪われたゴンザレスに同情する声も。「最後に彼らが向き合うのが好き」との感想も上がっていた。

 しかし、落としていれば長打間違いなしのプレー。反撃の芽を摘んだ大ファインプレーとなり、一瞬、激突にヒヤリとしたが、両者に怪我がなかったことも救いだった。捕球したスプリンガーは前日もフェンス際の大飛球を往年の名プレー「ザ・キャッチ」を彷彿とさせるような美技で話題を呼んでいたが、守備で再び、輝きを放った。

 見事にリーグ優勝を決めたアストロズ。ミラクルプレーを演じた勢いをワールドシリーズでも止めることはない。