米フロリダ州マイアミの企業「Arkup」が発表したコンセプト『ARKUP LIVABLE YACHTS』は、男の子が一度は思い描いたであろう“ぼくのかんがえたさいきょうのおうち”を形にしたと言っても過言ではない夢ような水上居住環境だ。どれほどの実現可能性があるのかはわからないが、聞けば水上を自由に移動でき、水やエネルギーを完全に自給自足で賄える居住用ヨットなのだそう。うーん、なんともロマンを感じさせてくれる話じゃないか。

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夢の完全オフグリッド生活を水上で実現?





Arkupによれば、このヨットに必要な電力はすべて屋根に敷き詰められたソーラーパネルによる30kWの太陽光発電で、水についても雨水の収集・浄化システムから供給され、環境負荷のない完全オフグリッド生活を実現できるとのことだ。

これによって水道や電気代といった公共料金を支払う必要がなくなり、さらにはほとんどの場合で不動産にまつわる税金も不要になるだろうとArkupは言う。現実にはそんなにうまくいくことはないかもしれないけれど、ひとつの可能性として面白い考え方ではあるかもしれない。

ハリケーンにも耐えうるジャッキアップシステム





水面より上だけを見ると船舶というよりは住居のイメージが強いものの、底部に備えるスクリューで水上を移動できるので、やろうと思えば世界中の港町を巡りながら暮らすなんてこともできるだろう。



水上生活の快適性を考える上で気になるのが揺れや荒天での転覆の不安だが、なんと油圧式の巨大なジャッキアップシステムで海底に接地することが可能とされている。水深さえ浅ければ高床式住居のように水面から離れて生活することもできるとか。この機構によってハリケーンに耐えられるという触れ込みだ。カスタマイズによってはジャッキではなく通常の錨を装備することも。

超ラグジュアリーな居住空間





居住スペースは高級ヨットらしくラグジュアリーな作りになっていて、広々としたリビングやベッドルームなどはいずれも超豪華な内装。さらにどの部屋も大きな窓越しに周囲の海や港の景色を一望できるオーシャンビューだ。実物はまだ存在していないようだし、仮に一般に販売されるようになったとしても庶民には手の届かない高嶺の花となると思われるが、たまにはこんなヨットでの生活を空想してみるのも悪くはなさそうだ。

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Arkup, avant-garde life on water

text渡辺 "d." 大輔(編集部)