ストレスは胃痛や頭痛、倦怠感など…人に様々な悪影響を及ぼしますよね。味覚障害もその一つです。現在、ストレスを感じている人ほど味覚に何らかの障害を抱えていることが多くあります。この記事では、ストレスで起きる味覚障害の症状や原因についてご紹介します。自分の身体が知らない間にストレスで悲鳴を上げていないか、よくチェックしてみてくださいね。

ストレスが味覚に影響を与える理由とは?

ストレスで味覚障害を抱えてしまうことを、「心因性味覚障害」といいます。味覚に異常がありながら、味を感じる器官(舌にある味雷など)や味覚を伝える神経に何の異常も見られない場合、心因性味覚障害と診断されることが多いですね。人はストレスを感じると、亜鉛を多く消費してしまいます。舌にある味雷は、味覚を感じるための器官です。亜鉛はこの味雷の働きに大きく関わっているのです。そのためストレスで亜鉛が不足することは、味雷の働きを鈍らせて味覚障害を起こすことに繋がっているのです。また、ストレスは唾液の分泌量を減らして「ドライマウス」と呼ばれる状態にすることもあります。唾液が少ない場合にも、味雷の働きは弱まってしまいます。

味覚障害はどのようにあらわれる?

味覚障害には様々な種類があります。異味症や悪味症のように、食べ物が本来とは違ういやな味に感じる症状であれば、本人も自覚しやすいです。しかし「味覚減退」と言って味が少しずつ分からなくなったりする場合や、「解離性味覚障害」のように甘さやしょっぱさといった特定の味覚のみが鈍くなる場合もあります。これだと食事内容によっては味覚障害を自覚しづらいため、症状が悪化してしまいがちですね。気がつかないうちに調味料を多く使うようになっていたり、食べ物の好みが変わっているようなことがあれば、味覚障害を疑ってみましょう。特に多いのは、塩気のある味にのみ鈍くなるタイプです。塩味の食べ物を食べても塩気が感じられず、塩をどんどん足してしまうような場合は注意してくださいね。

心因性味覚障害の場合は心療内科へ

ストレスによる味覚障害は、心療内科へかかるのが効果的です。処方薬で亜鉛を補給したり、ストレスへの対処法を見つけたりして、少しずつ味覚障害を治療していきましょう。味覚障害になると「食事が楽しめない」というストレスから、更に症状を悪化させてしまいます。また、偏った食事内容になって体調を崩すこともあるため、早めの対処を心がけてくださいね。


writer:さじや