空中戦に強さを見せた大井(右)。セットプレーから得点も奪った。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ30節]磐田2-2新潟/10月21日/ヤマハ
 
「自分たちが対戦相手でなければ、是非とも勝ってほしいと常に思っている。サポーターが必死に応援してくれているのは、選手たちもわかっていると思う。だからこそ、今日のような試合ができていると思うので、それを続けることが大事」
 
 試合後、大井健太郎に4シーズンを過ごした新潟への想いを尋ねると、愛のあるコメントが返ってきた。マッチアップした河田篤秀に関しても、「彼がシンガポールでリーグのMVPを獲得しているのは知っていた。身体も強いし、頑張れる選手だと思う」とその能力を認めていた。

 一方、後半アディショナルタイムに追いつき、ドローに持ち込むのが精一杯だった自軍については、「2失点とも防げるものだったし、こういった試合で勝点3を取ることができないと、もっと上位には行けないと思う。自分たちは”まだまだ”と自覚して、全員が厳しさを出していかないといけない」と指摘した。
 
 真剣勝負のなかでも、相手へのリスペクトを忘れない。その一方で、チームの問題点を明確に指摘して、行動に表す。人格者として知られる大井が、新潟そして磐田でも、腕章を巻く理由が分かる言葉だった。
 
取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)