いま街中を歩けば赤リップで唇を彩った若い女子たち。一方、ヌードカラーの洗練を受けたアラフォー以降の世代、リップグロス全盛だったアラサーにとって、赤リップは敷居が高いのが正直なところ。決死の思いで赤リップを手に取ったところで、「顔から浮きまくり」「気合が入りすぎ」「もはや塗り方がわからない」と落ち込む人も……。でも、赤リップは塗るだけで美人度が確実に割り増しになるとっても心強いツール。取り入れないのははっきり言ってもったいなさすぎます!

塗るだけで美人になる赤リップの実力

赤は血の色。つまり、唇に赤みをプラスすることは血色=生き生きとした生命感を簡単にアピールすることができるのです。赤リップのメリットは……。

・イマドキのおしゃれな雰囲気を演出できる。

・肌が白く、美肌に見える。

・加齢と共にくすんだ唇の色に左右されない。

・歯が白く見える。

・他が手抜きでも、きちんとメイクをしているような印象に。

・色が唇に残りやすいため、何度も塗り直しをしなくてもOK。

・赤リップに慣れたら、どんなカラーのリップも挑戦できるようになる。

とはいえ、グロスやベージュカラーに慣れ親しんでいると、いきなり赤リップを使いこなせといっても難しいですよね。そこで、赤リップ攻略法をお伝えします。

ステップ1:赤のグロスで赤リップ顔の自分に慣れる

「顔から浮いている」「派手すぎ」と感じているのは、意外と自分だけ。要は赤リップを塗った自分の顔に目が慣れていないんです。この意識を払拭しないと、この先、濃い色のリップは使えません。まずは、赤リップに目を慣らすこと。そのためには、赤グロスからスタート。グロスなら透明感のある仕上がりで唇が重く見えないし、量調整もしやすいのが魅力です。しかし、ここで注意しないといけないのは、“きちんと発色する”ものを選ぶこと。ほんのり赤を感じる程度では透明グロスと同じで目が慣れていきません。

そんな赤リップ初心者におすすめなのが、ランコムの「ラプソリュ グロス C132」。このリップグロス、「クリーム」「シアー」「マット」の3つの濃密なテクスチャーがあるのだけれども、中でもきちんと発色しながら、クリーミーなテクスチャーとツヤで唇を彩る「クリーム」は絶妙。C132は、まさに真紅の美しさ。グロスならではのツヤがあるので重くならず、サッと塗り広げればデイリーに使え、重ねるほどにきちんと発色します。

ラプソリュ グロス C132 ¥3600/ランコム

ステップ2:赤のマットリップでパキッと発色に挑戦

赤の色みに目が慣れてきたら、お次はマットタイプにチャレンジ。ツヤがないぶん、難易度が上がるように思えますが、最近のマットタイプは適度なツヤや輝きが仕込まれているから古くさい顔にはならないのでご安心を。

「レブロン ウルトラ HD マット リップカラー #700 HD フレア」は、昨年登場するや海外でマットリップブームの牽引役として大ヒットしたアイテム。マットならではの高発色ながら、ベルベットのようにマットな質感と、メタリックなキラめきが共存している新感覚のリップ。この10月に追加となったこの赤は、メタリック効果で角度によってはピンクにもオレンジにも見え、不思議と肌にマッチするカラー。これなら絶対失敗しません。ふんわり漂う甘い香りでも女っぷりはアップします。

レブロン ウルトラ HD マット リップカラー #700 HD フレア ¥1500/レブロン

ステップ3:ドキッとするほど鮮やかな赤リップ上級者へ

モード感全開ながらも、不思議としっくりくるのが「NARS パワーマットリップピグメント 2771」。NARS史上、一番パワフルなマットに仕上がるリップとあって、パッと見はドキドキ。ところが、この2771番、深紅よりもややダークな赤に発色にすることで顔から浮かない。マットといってもやはりツヤがあるから重たくならず、艶っぽい印象に。このリップを唇の上にポンポンと数カ所置き、指でぼかすのもありだけど、唇にきちんとのせ、パキッと見せたほうがイマドキな雰囲気。このときに気をつけたいのがリップラインの描き方。最初に唇の中央に色をのせて左右に塗り広げ、チップに残った量でリップラインを描いてもいいし、もしそれだと強すぎると感じるようなら、何もついていないリップブラシでリップを塗り広げながら輪郭を取っていくと自然に仕上がります。このとき、口を開け、口角部分に塗り忘れがないようにするのがポイント。

NARS パワーマットリップピグメント 2771 ¥3300/NARS JAPAN

一度覚えたメイクパターンを変えるのはなかなか難しいけれど、リップなら色をトレンドのものにチェンジするだけで瞬時に顔がアップデートできます。メイクはオフできるものだから、苦手意識をもたず、どんどん挑戦してみてください。

 


ビューティーエディター・ライター
藤井優美

エステティシャンを経て、1992年よりフリーランスのエディター・ライターとして活動。美容雑誌『美的』は創刊時から携わり、現在は、美容雑誌『MAQUIA』をはじめ多くの女性誌を中心に、スキンケア、メイク、ヘアケア、ボディケア、インナーケアといった美容全般の企画、構成、執筆を担当。