試合中、細かく指示を送り続けた呂比須監督。勝利に徹したが、最後に悲劇が待っていた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ30節]磐田2-2新潟/10月21日/ヤマハ
 
 試合後の記者会見。新潟の呂比須監督は、悔しさを隠しきれない様子で、引き分けを振り返った。
 
「非常に良い試合だったと思いますが、試合の運び方は、もう少しうまくできたのではないかと。サイドチェンジしながら時間を使ったりできたと思うし、最後にセットプレーから失点してしまったのはものすごく痛い」
 
 この日の新潟は、アグレッシブな戦いで前半から主導権を握り、試合を優位に進めていた。しかし、2-1とリードして迎えたアディショナルタイムに同点弾を献上。あと1分で勝利を手にできただけに、指揮官が「もう少しうまくできた」と悔やんだのは当然だろう。
 
 その想いは選手たちも同じだった。豊富な運動量を活かし、攻守に貢献した加藤大は、「今季の新潟はこういった試合が多い。本当にもったいない」と声を絞り出し、終盤にクローザーとして投入された大野和成も「警戒していたセットプレーでやられた。もったいない」と話す。
 
 15位の甲府が敗れたため、今節でのJ2降格はなくなった。しかし、依然として厳しい状況にあるのは変わりない。呂比須監督は「戦いはまだ終わっていない。次節も頑張ります」と力を込めた。
 
取材・文:梶山大輔(サッカーダイジェスト編集部)