ハダースフィールドがマンUに今季初黒星をつけた

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[10.21 プレミアリーグ第9節 ハダースフィールド2-1マンチェスター・U]

 プレミアリーグ第9節が21日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドは敵地でハダースフィールドと対戦し、1-2で敗戦。今季初黒星を喫した。

 前節リバプールとスコアレスドローに終わったものの、6勝2分と無敗のユナイテッド。18日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のベンフィカ戦(1-0)から4人を変更し、DFフィル・ジョーンズとMFアシュリー・ヤング、MFジェシー・リンガード、FWアントニー・マルシャルがスタメン起用された。

 過密日程の中、選手のコンディションを考慮しながらメンバー選考しているユナイテッドは、前半6分に自陣からMFネマニャ・マティッチのロングフィードを受けたFWロメル・ルカクがPA左から左足シュート。この試合もユナイテッドのペースで進むかと思われた。だが、22分にジョーンズが左腿あたりを痛め、DFビクトル・リンデレフとの交代を余儀なくされると、ミスから失点を招いてしまう。

 ハダースフィールドは前半28分、センターサークルでMFフアン・マタからボールを奪うと、MFアーロン・ムーイが一気に駆け上がり、ショートカウンター。ムーイを追い越してPA左でボールを受けたMFトム・インスが2度の切り返しから放った左足シュートはGKダビド・デ・ヘアに防がれたが、こぼれ球をムーイが右足で押し込み、昇格組のハダースフィールドが先制点を挙げた。

 さらにハダースフィールドが相手のミスから追加点。GKヨナス・レッスルのパントキックからリンデレフがクリアしきれず、背後でボールを受けたFWローラン・ドゥポワトルがGKデ・ヘアをかわして左足で無人のゴールに流し込み、今季わずか2失点のユナイテッドから2点を奪った。39分にはFWエリアス・カチュンガがピッチを後にし、MFラジフ・ファン・ラ・パラが交代で入った。

 まさかの2失点を喫したユナイテッドは、ヤングのパスをPA左で受けたMFアンデル・エレーラが相手に倒されるがホイッスルは鳴らず。前半アディショナルタイム3分には、リンガードの右CKからこぼれたボールをマティッチが左足で狙ったが、わずかにゴール左に外れ、前半のうちに追いつくことはできなかった。

 ユナイテッドはハーフタイムでマタとマルシャルを下げ、MFヘンリク・ムヒタリアンとFWマーカス・ラッシュフォードを投入。後半開始早々に交代カード3枚を使い切る。ハダースフィールドの集中した守備に苦戦するユナイテッドは後半31分、ヤングが左サイドから上げたクロスをエレーラがヘッド。これはGKレッスルに弾かれたが、直後に1点を返す。

 後半33分、センターサークル内でボールを受けたルカクが右サイドに開いて縦に仕掛け、深い位置から左足でクロスを供給。ゴール前に上がっていたラッシュフォードが頭で押し込み、1-2。反撃の狼煙を上げる。終盤にはDFクリス・スモーリングを前線に上げ、パワープレーに出たが、アディショナルタイム4分のスモーリングのシュートもDFマティアス・イェルゲンセンの体を投げ出したブロックに阻まれ、タイムアップ。ユナイテッドは開幕から続いていた無敗記録がストップした。


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