鹿島 5
2点のビハインドを背負ったが、セットプレー2発で追いつく粘り強さはさすが。ただし、同点とした後はやや押し込まれて、その時間帯に3失点目を献上。攻撃面では分厚いアタックを繰り出したが、サイドからの仕掛けにもうひとつ工夫が欲しかった。
 
【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ケ端準 5
懸命なセービングも実らず、痛恨の3失点。4バックとの関係性は悪くなかっただけに、悔やまれる結果に。
 
DF
22 西 大伍 5(80分OUT)
最初の失点の場面では伊藤に競り勝てず。正確性をやや欠いたプレーで相手をリズムに乗せてしまったか。
 
5 植田直通 5
最終ラインで天野にかっさらわれて失点を許す。DFとしては絶対にやってはいけないミスだった。CKからの豪快なヘディングシュートは見事だったが……。
 
3 昌子 源 5.5
3失点目は必死のディフェンスも、自身の足に当たってゴールラインを割る。後半の思い切りの良いミドルは枠を捉えきれなかった。
 
16 山本脩斗 5
前半終了間際、CKの流れから1得点。しかし、遠藤のキレのある切り返しにはついていけず、敗戦を決定づけるゴールに関与してしまった。
 
MF
20 三竿健斗 5.5
先手を取る動き出しでピンチを未然に防ぎ、カウンター対策も万全。テンポ良くボールを動かしたが、勝利にはつなげられなかった。
 
4 レオ・シルバ 6.5
要所でプレーに絡み、中盤を構成。推進力あるドリブルでも局面を前に動かすなど、存在感は抜群だった。CKから山本と植田のゴールをお膳立てした。
 
MF
13 中村充孝 5.5(74分OUT)
右サイドで起点となり、攻撃のテンポアップを図る。優れたボールスキルで相手を翻弄したが、フィニッシュでは迫力不足だった。
 
11 レアンドロ 6
外だけでなく中に絞ってもチャンスメイク。相手からすれば“捕まえづらい”動きが際立っていた。20分には惜しいミドルシュートなど、得点への積極的な姿勢も見せた。
 
FW
33 金崎夢生 6
出場停止明け。幅広く動いて前線を活性化。とりわけ右からの崩しはアイデア豊富に好機を作ったが、最後の一押しが足りなかった。
 
7 ペドロ・ジュニオール 5(56分OUT)
勢いはあったが、周囲との連動性を欠いて怖さはあまりなかった。後半開始早々の決定的なヘッドはミートできず。
 
交代出場
FW
8 土居聖真 5.5(56分IN)
いくつかのゴールチャンスに絡んだが、結果的にはひとつもモノにできず。決定力が足りず、期待に応えられなかった。
 
DF
24 伊東幸敏 6(74分IN)
右SBで投入され、果敢に敵陣に入り込み、前の選手とのコンビネーションでサイドを攻略。クロスの質も高かった。
 
FW
9 鈴木優磨 -(80分IN)
前回対戦では決勝点を決めたが、今回は限られたプレータイムのなか、思うようなパスが届かず、シュートゼロに終わる。
 
監督
大岩 剛 5.5
試合の入り方が悪く、ミスもあったが簡単に2点のリードを許す。同点とした後のマネジメントでも課題を残した印象だ。
 
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。