【警告】横浜=なし 鹿島=西(72分)、レアンドロ(87分)、三竿健(90+2分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】天野 純(横浜)

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[J1リーグ第30節]横浜 3-2 鹿島/10月21日/日産スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
横浜 7
首位チーム相手に意地を見せた。幸先良く2点を先行した後は終始、押し込まれる展開で、一時は同点に追いつかれる。しかし、途中出場の遠藤が値千金の決勝点。守るべき時と、点を取りに行くべき時のメリハリが効いていて、力強く勝点3を掴み取った。
 
【横浜|採点・寸評】
GK
21 飯倉大樹 6.5
劣勢を強いられる時間が続くなか、最後まで集中を切らさず。81分のL・シルバの強烈なミドルをワンハンドで防ぐなど、いくつかの好セーブでチームを救った。
 
DF
23 下平 匠 6
左利きだが“右SB”で今季初先発。不慣れなポジションで攻撃も守備も中途半端だったが、身体を張ったシュートブロックで必死に守った。
 
22 中澤佑二 6.5
流動的な相手に対して粘り強く対応。自らのクリアがラストワンプレーに。中盤やSBとのパス交換も安定していた。
 
34 ミロシュ・デゲネク 6
スタメン復帰。味方のミスをすかさずフォローし、入ってくるボールにも強さを見せる。2失点は許したが、何度もピンチを潰した。
 
24 山中亮輔 6
機を見た攻撃参加は良かったが、中村や西、サイドに流れる金崎のケアに追われた。ただ、遠藤の決勝点につながるドリブル突破は見事だった。
 
MF
8 中町公祐 6
球際の勝負で激しさを見せ、オフ・ザ・ボールではスペースをすかさず埋めるポジショニング。冷静さを保ち、中盤を引き締めた。
 
5 喜田拓也 6
ミドルパスで攻撃陣を走らせる一方、運動量豊富に駆け回り、ミドルゾーンで奮闘。鹿島の攻撃を遅らせる働きも。
 
MF
20 マルティノス 5.5(62分OUT)
シンプルだが即効性のあるドリブルで脅威を与える。ただ、ボールが足についていない時もあり、決定的な仕事はできなかった。痛めた両ふくらはぎの状態が心配。
 
MAN OF THE MATCH
14 天野 純 7
CKで伊藤の先制点をお膳立てし、高い位置でのボール奪取からチーム2点目をゲット。ニアゾーンを突く動き出しも良く、日本代表の昌子とは見応えあるマッチアップ。
 
33 ダビド・バブンスキー 5.5(65分OUT)
18節・広島戦以来のスタメン。相手のファウルを誘うテクニックを見せ、カットインから良い形を作ったが、ゴールは奪えなかった。
 
FW
16 伊藤 翔 7(82分OUT)
約5か月ぶりの出場。天野の外巻きのCKに完璧なタイミングで合わせ、勢いをもたらす先制点。プレスバックも手を抜かず、組み立てでも頼りになった。
 
交代出場
MF
18 遠藤渓太 7(62分IN)
エリア内での鋭い切り返しから、相手のオウンゴールを誘う渾身の一撃。途中から1トップでプレーし、カウンターの起点としても頼りに。大きな勝点3の立役者となった。
 
MF
6 扇原貴宏 6(65分IN)
苦しい時間帯に、自ら持ち上がり、追ってくる相手を巧みな身のこなしでかわしながら、最後はファウルをもらう。味方を休ませる、テクニカルかつクレバーなワンプレーだった。
 
DF
4 栗原勇蔵 -(82分IN)
中澤とデゲネクの間に入り、5バックの中央で強固な壁を形成。経験者らしい仕事ぶりでクローザー役を全うした。
 
監督
エリク・モンバエルツ 6.5
伊藤のスタメン、遠藤の途中起用が当たり、価値ある勝利に導く。最後は5-4-1の布陣で手堅く守り切った。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
【チーム採点・寸評】