横浜FMはFW伊藤翔が今季初ゴールとなる先制点

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[10.21 J1第30節 横浜FM3-2鹿島 日産ス]

 首位鹿島アントラーズはアウェーで4位横浜F・マリノスと対戦し、2-3で敗れた。0-2から一時は同点に追いついたが、横浜FMは後半29分に途中出場のMF遠藤渓太が決勝点。2試合ぶりの黒星を喫した鹿島は首位の座こそ守ったが、2位川崎Fとの勝ち点差は「2」に縮まった。

 横浜FMは前節の大宮戦(1-1)から先発5人を変更。FW伊藤翔が5月27日の清水戦(3-1)以来、17試合ぶりに先発し、大宮戦で負傷交代したFWウーゴ・ヴィエイラに代わって1トップに入った。MFダビド・バブンスキーも12試合ぶりの先発で、右サイドバックでは左利きのDF下平匠が今季初先発。DFミロシュ・デゲネクは3試合ぶり、MFマルティノスは2試合ぶりの先発となった。

 鹿島は前節の広島戦(2-0)から先発1人が代わり、出場停止明けのFW金崎夢生が2試合ぶりに先発。MF土居聖真がベンチスタートとなった。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動いた。横浜FMは前半3分、マルティノスのミドルシュートで左CKを獲得すると、MF天野純のキックに伊藤が頭で合わせ、先制点。伊藤の今季初ゴールでリードを奪い、同14分には相手のミスを突いて加点した。

 鹿島は自陣PA近くでバックパスを受けたDF植田直通のトラップが大きくなり、すかさずプレッシャーをかけた天野がボールを奪取。そのままPA内に持ち込み、GKとの1対1から冷静に左足で流し込んだ。

 まさかのミスから2失点目を喫した鹿島だが、2点を追いかけ、怒涛の反撃に出る。前半20分には敵陣で天野の横パスをカットしたMFレアンドロが右足でミドルシュート。同26分には相手PA内でFW金崎夢生が猛然とハイプレスをかけ、相手のクリアミスを誘うと、MFレオ・シルバが右足でシュートを打ったが、いずれも枠を捉えることができなかった。

 鹿島に押し込まれる時間が続く横浜FMだが、体を張ったディフェンスで対抗。鹿島は前半43分、レオ・シルバの左CKから植田がヘディングシュートを放つが、ゴール左へ。それでも、このまま無得点で終わるかと思われた前半アディショナルタイム、レオ・シルバの右CKから金崎が競ったこぼれ球をDF山本脩斗が左足で押し込み、前半のうちに1点を返して折り返した。

 後半も鹿島ペースで試合は進む。後半11分にはFWペドロ・ジュニオールに代えて土居を投入。同13分、金崎のマイナスのパスからレアンドロが決定機を迎えるが、シュートはクロスバーを大きく越える。同15分には金崎が倒れながらゴール前にスルーパスを送り、PA内に土居が走り込んだが、後方からDF山中亮輔がスライディングタックルでボールをカット。土居はファウルをアピールしたが、西村雄一主審はボールへのプレーと判断し、プレーを流した。

 劣勢の横浜FMは後半17分、マルティノスに代えて遠藤、同20分にはバブンスキーに代えてMF扇原貴宏を投入。しかし、直後の後半21分、鹿島はレオ・シルバの右CKから植田がヘディングシュートをゴール右隅に叩き込んだ。植田が前半のミスを帳消しにする3試合ぶり今季3ゴール目となる同点弾。2点差を追いつき、試合を振り出しに戻した。

 2点リードを失った横浜FMだが、気落ちすることなく、勝ち越しゴールを目指す。後半26分の遠藤のシュートはGK曽ヶ端準の好セーブに阻まれたが、同29分、PA手前から山中が絶妙なスルーパス。PA内左に走り込んだ遠藤は反転から山本をかわして右足でシュートを放つと、曽ヶ端の指先をかすめ、カバーに入ったDF昌子源に当たってゴールマウスに吸い込まれた。

 鹿島は後半30分、MF中村充孝に代えてDF伊東幸敏、同35分にはDF西大伍に代えてFW鈴木優磨をピッチに送り込む。同36分、レオ・シルバの強烈な右足ミドルはGK飯倉大樹の左手をかすめてクロスバーに弾かれる。横浜FMは後半37分、伊藤に代えてDF栗原勇蔵を投入。DFの枚数を増やして5バックで守りを固め、遠藤を1トップに残す5-4-1で逃げ切りを図った。

 鹿島の最後の反撃も粘り強く跳ね返し、3-2で競り勝った横浜FMは2試合ぶりの白星。負ければ逆転優勝の可能性は完全に消滅する一戦だったが、直接対決に競り勝って首位・鹿島との勝ち点差を「9」に縮めると、順位も3位に一つ上げることに成功した。

(取材・文 西山紘平)


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