アストロズのスプリンガー【写真:Getty Images】

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スプリンガーがプレーオフ伝説再現の大ジャンプ捕球でピンチ脱出「なんてキャッチなんだ!」

 米大リーグのリーグ優勝決定シリーズで、負ければ敗退の崖っぷちで中堅手が大ジャンプでスーパーキャッチが炸裂。かつてのプレーオフ伝説の名プレー「The catch(ザ・キャッチ)」を再現するかのような美技を米「FOXスポーツMLB」が「なんてキャッチなんだ!」と動画付きで紹介すると、ファンから「凄まじい救助だ」と絶賛の嵐となっている。

 63年前の伝説が甦ったかのようなシーンだった。そんな大ファインプレーを演じたのは、アストロズの中堅手、スプリンガー外野手だ。

 20日(日本時間21日)、2勝3敗で迎えたヤンキースとの第6戦。3-0でリードした7回、先発バーランダーが四死球で1死一、二塁で一発出れば同点の大ピンチとなった。対峙したのは右の強打者フレージャー。その2球目の96マイル(約154キロ)直球を捉えられた。大飛球はセンター方向へ。長打は間違いない。あわやホームランか――。全米が固唾をのんだ次の瞬間だった。

 ここですべての視線をクギ付けにしたのが、スプリンガーだった。騒然としたスタジアムの空気でも冷静そのもの。飛球から目を切らさず、落下地点へ直線的に入った。フェンス間際に到達。一瞬、身を屈め、全力で飛び上がった。懸命に左手を伸ばす。そして――。白球をグラブに収め、がっちりと掴み取ってみせたのだ。

バーランダー救う救う超美技に絶賛の嵐…甦る1954年前の伝説の名プレー「ザ・キャッチ」

 熱狂に包まれたスタジアム。FOXスポーツMLB公式ツイッターは「スーパースプリンガー! なんてキャッチなんだ!」と動画付きで紹介。すると、映像を見たファンから「ナイスプレー! JV(バーランダー)がシャットダウンできた」「もはや、彼にとってはルーティーン」「スプリンガーによる凄まじい救助だ」「彼はビックリするような存在だ」と絶賛の嵐となった。

 ポストシーズンでの中堅手のスーパーキャッチといえば、史上最高のセンターと評されたジャイアンツのウィリー・メイズが演じた1954年のワールドシリーズ。ヤンキース戦で背走しながら、後ろ向きにキャッチしたプレーは「The catch(ザ・キャッチ)」との異名がつき、今なお語り継がれるプレーだが、伝説の名プレーを再現するかのような超絶美技だった。

 捕球できていなければ、2者が生還し、なおも一打同点のピンチを招いていただろう。この日最大の窮地の芽を摘み、このイニングを無失点。勢いに乗ったチームは7-1と快勝し、対戦成績を3勝3敗のタイとした。この日は初回に遊撃手コレアが超人的な“逆回転スロー”から併殺を完成させるなど、美技が次々と決まった。

 神懸かり的な好守の連発でリーグ優勝に逆王手をかけたアストロズ。勢いそのままに、ワールドシリーズ切符も掴みにいく。