▽21日に日産スタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ第30節の横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズは、ホームの横浜FMが3-2で勝利した。

▽ACL出場権獲得を狙う4位の横浜FMが連覇に突き進む首位の鹿島をホームで迎え撃った。横浜FMは負傷離脱したウーゴ・ヴィエイラの代役に伊藤を抜擢したほか、右サイドバックに下平を起用。対する鹿島は、出場停止明けの金崎とペドロ・ジュニオールの2トップで挑んだ。

▽過去1度も降格を味わったことのない両雄によるJ1舞台に25年間続くオリジナル10対決は、早々の3分に動く。左CKのチャンスから天野が左足でクロスを供給。これにゴール前に飛び込んだ伊藤が頭で合わせ、横浜FMが先にスコアを動かした。

▽伊藤のシーズン4ゴール目でリードした横浜FMは、鹿島にボールの主導権を握られたが、守備に集中。すると、14分には自陣低い位置でトラップが大きくなる植田のミスを突き、ボールをカットした天野が冷静に左足シュートを沈め、鹿島を突き放した。

▽らしくない形で失点を重ねた鹿島も即座に反撃。天野の軽率な横パスを高い位置で奪ったレアンドロや、相手ボックス内で山中の判断ミスを突いたレオ・シルバが立て続けにシュートを放つが、いずれもゴールに結びつけることができない。

▽それでも、攻め続けた鹿島は前半アディショナルタイム2分、右CKからレオ・シルバが右足クロスを供給。金崎の頭に当たったボールがゴール前で混戦を生み出すと、最後は山本がルーズボールを左足で蹴り込み、鹿島が何とか1点を返して試合を折り返した。

▽1点を返した勢いそのままに後半を迎えた鹿島は、その序盤から攻勢。56分にペドロ・ジュニオールを下げて土居をピッチに送り込んだ中、65分に得た右CKからレオ・シルバのクロスに植田が頭で合わせる。これがゴールマウスに突き刺さり、鹿島が遂に追いついた。

▽植田の汚名返上となる一発でイーブンに戻した鹿島。だが、29分にはボールを持ち上がった山中からボックス左でパスを受けた遠藤渓太がフェイントで対面の山本を揺さぶり、右足シュートを放つ。これをカバーに戻った昌子がクリアしきれず、横浜FMが再びリードした。

▽今一度追いつきたい鹿島は、直後に西を下げて鈴木を投入するが、あと一歩及ばず、2試合ぶりの黒星。2位の川崎フロンターレとの勝ち点差が「2」に縮まった。2012年を最後にリーグ戦9試合未勝利の“天敵”鹿島を下した横浜FMは2試合ぶりの白星。ACL出場圏内の3位に浮上している。