【詳細】他の写真はこちら

映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』の初日舞台挨拶が、本日10月21日に東京・新宿ピカデリーにて行われ、バットマン役の山田孝之、ハーレイ・クイン役で元KARAの知英、ジョーカー役の安田顕、そして監督のFROGMANが登壇した。

『鷹の爪』とは、2006年にテレビ朝日系列で放送したテレビアニメ番組『THE FROGMAN SHOW』にて完全新作アニメシリーズとして作られ、人気を博し、以降シリーズ化。CGクリエーターである、FROGMAN(本名:小野 亮)が監督、作画、声優(女性キャラ以外すべて)をほとんどひとりで制作を行っているフラッシュアニメーション。劇場版9作目となる本作では、バットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンをはじめとするハリウッド屈指のDCスーパーヒーローたちと鷹の爪団のまさかのコラボレーションが実現し、話題となっている。

先日の絢爛豪華な完成報告会見とは打って変わって、この日の登壇者たちは全員、作品のロゴ入りTシャツを着用して登場。実は、宣伝予算が崩壊してしまったため、スーツやドレスの衣装代が捻出が不可能に。そこで、スタイリング費を抑えるためにFROGMAN監督自らデザイン、入稿、キャストのサイズ確認、いちばん安く発注可能なTシャツ会社のコンペ選定のすべてをひとりで行い、このTシャツを作成。それをキャストたちが着用して初日舞台挨拶に臨んだ。

【イベントレポート】

イベントには、キャスト全員がおそろいのTシャツを着て登壇。このことを尋ねられたFROGMAN監督からは「この映画のテーマということで、“予算は計画的に”と出てると思うんですけども、僕らも計画的に使っていたつもりですが、ド派手な映像や豪華な記者会見をやったり、キャストの皆さんも豪華ですし、実は今日の舞台挨拶の予算を残していなかったというですね、宣伝プロデューサーからガチで言われまして(笑)。そしたらネタにしてTシャツに予算崩壊! と書いたらどうだ、と」と、なんとも鷹の爪らしい理由が飛び出した。

さらに、監督が「題字は伊集院静さん」であることを明かすと、安田から「それで予算崩壊じゃないですか!」とツッコミが入った。

今回、山田の収録スタジオのスペースが一畳にも満たないスペースだったということで、「ドアがあって、スタンドマイクがあって、ここが壁です。(と、スペースをジェスチャーで説明)もう動けない。ので少しやっていると、“ごめんなさい! 熱い!”ってブースを飛び出したんです」と、マル秘エピソードを披露すると、収録場所が同じだった知英も「2回やったんですが、2回目がすごく狭かったですね」と収録に苦労したことを明かした。しかし、「すっごい僕、快適な場所でやらしていただきました。全然普通のスペースでしたよ」と安田が暴露。この発言を聞いたFROGMAN監督は「なんでヤスケンさん言っちゃうんですか!」と少し焦り気味の様子を見せ、「僕に与えられたのは60センチくらいでした」と山田が追い打ちをかけると、監督は「その話は……次にいきましょう(笑)」と誤魔化した。

また、今回の特徴的なバッドマンの低い声づくりについて聞かれた山田が「(機械でやる)と思っていたので、ある程度低くすればいいのかと思っていたんですけど、本家のようにやってほしい、と言われて。“機械でやるんじゃないんですか?”と聞くと“いや、ご自身でやってほしい”と言われたので……予算の問題だったんですか?」と監督に尋ねると、「いや……僕知らなかったんです。機械でできるんだって。あとで音響監督から言われて“あ!”と」と衝撃の事実を告白すると、一同大爆笑となった。

知英は今回の役を演じた感想を聞かれると「声優は今回が2回目なんですけど、ハーレクイン・クインは悪役だったんですが、ジョーカーのことが大好きでとってもかわいいなと思って、とても好きでした」と、お気に入りのキャラクターであることを話した。鷹の爪団の独特なギャグについては「予算のことを前面に出しちゃうのが面白いし、本当にくだらない話をしてるのに、笑っちゃうというのが面白いですよね。これ、ほめてますよ!(笑)」とフォローした。

安田は「監督が、『水曜どうでしょう』という番組で私が白塗りで巻物を読んでいる、というシーンがあったんですが、そのままやってくれ、ということで。僕としてはジョーカーがやれる、と思ったんですが、監督が“あれがいい”ということだったので、そのままやらせていただきました」と、ジョーカー役に起用された際の裏話を披露。

FROGMAN監督も「(イメージが)ありました。怪優といえば安田さんじゃないですか。怪優しかこのジョーカーはできない、と」と、安田のキャスティングについて確信をもっていたことを明かした。

映画のテーマにちなんで、「もくろみがはずれてしまったこと」について質問されると、「この舞台挨拶の予算崩壊してしまったこと自体が、もくろみがはずれてしまいましたね」とFROGMAN監督。安田は「笑い声の芝居をいろいろやらせていただいたんですが、本国のほうからNGが出てしまいまして、撮り直しました(笑)」と役作りにおいて苦労した部分を語った。

知英は「マスクを買いにコンビニにいって、500円だけ持って行ったんですが、いろいろ買いたくなっちゃって」と、かわいらしいエピソードを披露。山田は「こう見えてすっごく慎重に動くので、あんまりないですね。ただお酒ですかね、今日のこの舞台挨拶があったので2時には寝なきゃと思ったんですが、結局6時に寝ました」と、昨日がちょうど誕生日だった山田。誕生日を迎えた後の初仕事となった彼が、キャスト・観客から拍手でお祝いされる場面もあった。

最後に「鷹の爪も映画が10周年を迎え、感慨ひとしおです。正式な映画のシリーズとしては4年ぶりの作品で、最初のころを思い出してしました。当時は全部、舞台挨拶もひとりでやっていたんですけども、こんなに華々しいことができるなんて、夢にも思っておりませんでした。ひとつの画面をみんなで共有できるのは劇場という空間しかないので、今日は鷹の爪をご覧いただきましたが、日本には素晴らしい作品はたくさんあるので、これからも劇場に足を運んでいただければなと思います」と、FROGMAN監督が締め、舞台挨拶は大盛り上がりのうちに終了した。



映画情報



『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』

10月21日(土)新宿ピカデリーほかロードショー

監督・脚本・原案:FROGMAN

声の出演:山田孝之、知英、安田顕、鈴村健一、松本梨香、浪川大輔、中井和哉、高木渉、岩田光央、内田彩、犬山イヌコ、金田朋子ほか

タイトルコール:大塚明夫

(C)Warner Bros. Japan and DLE. DC characters and elements (C) & (TM) DC Comics. Eagle Talon characters and elements (C) & (TM) DLE. All Rights Reserved.

映画『DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団』作品サイト

http://dc-taka.com