お酒は百薬の長と言われるように、適量であれば体に良い効果をもたらしてくれます。中でも薬草などを漬け込んだ薬酒は、薬草とお酒の健康効果が同時に得られるとして人気のお酒です。家でも簡単に作ることができる薬酒についてご紹介しましょう。

お酒は薬として古くから存在していた

お酒の歴史は古く、1万4千年前にはすでにお酒が存在しミード(蜂蜜酒)などが飲まれていました。今でこそお酒は楽しむためにありますが、もともとお酒は神聖なものとして扱われていました。またお酒は体に良いとの認識が古くからあり、薬としても重宝されてきました。
体に良い薬草や食材をお酒に漬け込んだ「薬酒」も古くから存在していました。薬草などはしばしば苦味や独特な匂いがあったりして、そのままでは食しにくいものもあります。そこで考えられたのはこれらを美味しいお酒に混ぜてしまうこと。そうすれば薬草などが摂取しやすくなり、また薬としてのお酒の成分も一緒に摂れると考えられ、薬酒が作られるようになったそうです。

適量のお酒がもたらす健康効果

本来お酒は体に悪いものではなく、適量を守っていれば健康効果の高い食品といえます。食事と一緒に飲むことで消化を助け、血流をよくして体を冷えから守ってくれます。また善玉コレステロール(コレステロールは生命維持に欠かせない)を増やし、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。それから体をリラックスさせてストレスを発散させる、人とのコミュニケーションを弾ませて人間関係の調和を取ってくれるのも、皆さんがよく知るお酒の効果です。

しかしお酒が体に良いといっても、飲みすぎるのは逆効果。高血圧や内臓疾患、それにお酒には依存性があるので、量が増えていく恐れもあります。お酒が薬となるか毒となるかはあなた次第、ほどほどの量を飲むことでその恩恵が受けられるのです

家で簡単にできる薬酒がおすすめ

薬酒は家でも簡単にできる、おすすめのお酒アレンジ法です。好みの食材を用意して漬け込んでおけば、いつでも楽しめ料理にも使うことでききます。体に良い食材の成分がしっかりお酒の中に抽出され、毎日少しずつ、おちょこに1杯程度飲むことで体の不調が改善されていくでしょう。

薬酒の作り方はとっても簡単、基本は好きな食材と焼酎、氷砂糖(お好みで)を用意し、これらを大きめの瓶に入れて混ぜるだけ。冷暗所に保存し、2ヶ月ほどで飲めるようになります。薬酒に使う食材はクコの実やなつめ(ナツメとはどんな成分?)、紅花、にんにく、またペパーミントやシソなどでも美味しい薬酒ができます。飲みにくい時は蜂蜜などで甘味をつけると飲みやすくなりますよ。


writer:Akina