昨季の年間5位から一転、今季は残留争いを演じている大宮

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[10.21 J1第30節 大宮1-1柏 NACK]

 今季公式戦で3度目となる古巣戦、今季柏から大宮アルディージャに移籍してきたMF茨田陽生は「相手が(ボールを)握ることはわかっていた」とよく知るチームの特徴を理解しつつ、「自分たちが握ったときには、相手のショートカウンターを警戒して」とゲームに入った。

 前半は柏に60%以上のボール支配率を許すことになったが、それも想定内だった。「後ろに技術のある選手がいて、ゲームを組み立てていくのはわかっていた展開だったので、そこまでやられている意識はなかった」。

 柏に数少ないチャンスを決められてしまい、先制されたまま前半を終えたことで「ゼロで抑えよう」(伊藤彰監督)というプランは崩れてしまった。「ラインが下がってもいいので、自分たちのパワーを蓄える。残り30分で勝負しよう」と指揮官に送り出されると、26分にMF横谷繁、40分にはFW江坂任が決定機。シュートはGK中村航輔のビッグセーブによって阻まれてしまったが、「後半はある程度自分たちでボールを持てましたし、チャンスもつくれた」と後半のできには手応えを感じた茨田は「前半からそういう攻撃をもっとつくれれば、勝ち点3に近づける」と悔しさものぞかせた。

 残り5節となった柏戦は、17位の大宮にとって「残留に向けて勝ち点3が絶対必要だった」。「前回(横浜FM戦、△1-1)もそうですけど、勝ち点1を拾った形になった部分もある」(茨田)。前節は4位、今節は3位と上位との連戦の中での勝ち点1は、大きな意味を持つはずだ。「この勝ち点1をつなげるためにも、次の試合は勝ち点3をとりにいかなければいけない。この勝ち点1をムダにすることなく残留できるように、残り4試合、がんばっていくしかない」。

 残留圏内の15位甲府までの勝ち点差は「4」。残留するために勝ち点「3」が意味するものは大きい。「もう一度しっかり勝ち切るというところをやっていきたい」(伊藤監督)。大宮の次節はC大阪戦、再び上位との対戦が待っている。

(取材・文 奥山典幸)


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