ソマリアの首都モガディシオのトラック爆弾の爆発が起きた現場で、犠牲者を追悼する人々(2017年10月20日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

写真拡大

【AFP=時事】ソマリア史上最悪となった首都モガディシオ(Mogadishu)での爆発物を積んだトラックが爆発した事件で、同国政府は20日、死者数が358人、負傷者数が228人以上になったと発表した。

 アブディラフマン・オスマン(Abdirahman Osman)情報相はソーシャルメディアに「最新の死傷者数は642人(死者358人、負傷者228人、行方不明者56人)となり、負傷者のうち122人はトルコ、スーダン、ケニアに空路で搬送された」と投稿した。

 死傷者数はこれまでに発表されていた276人死亡、300人負傷から大きく増加した。

 モガディシオのホダン(Hodan)で14日に起きたこの爆発では建物約20棟が破壊され、犠牲者の多くは身元が識別できないほど激しく焼けていた。

 複数の専門家がAFPに語ったところによると、トラックには少なくとも500キロの爆発物が積まれていたとみられている。

 この攻撃による被害はソマリアの脆弱(ぜいじゃく)な医療制度を圧倒しているため、米国やカタール、トルコ、ケニアなどから医薬品が空輸されたり医師が派遣されたりしている他、米国以外の国々は負傷者の一部を空路で同国から退避させている。

 同国では遺族が犠牲者の遺体をすぐに埋葬してしまうことが多いため、モガディシオでも死者数を正確に把握するのは困難になっている。

 今回の事件では、身元が識別できないほど激しく焼けていた100人以上の遺体が既に埋葬されている。

 迅速な埋葬の一因にはイスラム文化も関係するが、ソマリアには適切な遺体安置所もなければ犠牲者の身元を特定する法医学検査を行う設備もないのが大きな理由となっている。
【翻訳編集】AFPBB News