20日、日立製作所が手掛けた高速鉄道車両で営業初日にトラブルが相次いだ問題をめぐり、湖北日報網は「日本と同じ道を歩んではならない」と訴える文章を掲載した。写真は中国の新型高速鉄道車両「復興号」。

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2017年10月20日、日立製作所が手掛けた高速鉄道車両で営業初日にトラブルが相次いだ問題をめぐり、湖北日報網は「日本と同じ道を歩んではならない」と訴える文章を掲載した。

英国で16日、日立製作所が製造した高速鉄道車両が営業運転を始めたが、出発遅れや水漏れというトラブルが起きた。筆者は「日本の高速鉄道運営技術、安全レベルは高いのにこのような『低級のミス』が発生。古くからの高速鉄道強国で中国高速鉄道の師でもある日本の車両でこのような状況が起きたことは偶然ではない」として、日中の高速鉄道を分析。日本に関しては「海外での建設経験」の少なさを挙げ、「新幹線の運行速度や運行の質は気候や自然環境の影響を受ける。日本はほぼ海洋性気候で、その他の条件下での性能テストの経験が乏しい。これが慣れない環境下で問題を出現させる原因」とし、中国についてはさまざまな地形、気候の中での運行経験を蓄積していること、アフリカなどでも建設経験を積んでいることを指摘する。

筆者はさらに「中国の国内外での高速鉄道建設は共同発展のため。日本は利益重視」などとも主張するが、「中国高速鉄道の発展にボトルネックはないのだろうか?答えは『ある』だ」として技術人材育成の必要性に言及。筆者は「日本では高齢化のため、エンジニアなどの人材不足が起きている」とする専門家の指摘を取り上げ、「同じように高齢化が進む中国において、人材の確保と質の向上は高速鉄道が発展を続けられるかどうかのカギ。日本と同じ道を進まないよう、高速鉄道が発展、繁栄する今この時期に技術人材の確保に目を向ける必要がある」。

筆者はこのように指摘した上で、「結局のところ高速鉄道分野において中国が日本に学ぶことは多く、日本の技術や設備が中国に数十年の『近道』をもたらした。われわれは日本の高速鉄道車両で起きた問題を意地の悪い目線ではなく、冷静に見つめるべきだ」とまとめた。(翻訳・編集/野谷)