「トゥート」2018年春夏コレクションより

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 伊勢丹新宿店メンズ館で10年にわたりアンダーウエアの売上トップを維持するメンズアンダーウエアブランド「トゥート(TOOT)」が、東京のファッションウイーク期間中にランウェイショーを開催した。デザイン性が高いボクサーパンツなど2018年春夏シーズンに向けた新作のほか、同日発売となったハイエンドの新ライン「ザ トゥート(THE TOOT)」の第1弾を発表。ブランドを取り仕切る枡野恵也代表に、ショー形式で見せる意図や支持されている理由を聞いた。
 トゥートは2000年に設立。立体裁断によるフロントカップとパターン設計が特徴で、ストレッチ素材とフラットシーマにより心地よい履き心地を実現している。もう一つの特徴として、ファッション性を追求。宮崎県に自社工場を持ち、小ロットで年間約200品目の商品を送り出している。コレクションラインは生産枚数に限りがあるため、人気のデザインはすぐに売り切れるという。枡野代表は「アンダーウエアをファッションとしてやっているところは世界でも他にない」とし、履き心地だけではなくバリエーション豊かなデザインが感度の高い男性からの支持につながっていると分析する。
 2018年春夏コレクションのショーは、アメリカの砂漠地帯で撮影した映像を背景に40近くのルックを発表。クリエーティブディレクターの品川出亜(しながわ・いであ)は色にこだわったという。
 初披露されたザ トゥート第1弾の「シルクボクサー」には、洗濯機で洗える天然シルクの新素材「シドリ(SHIDORI)」を採用。460年以上にわたりシルクを扱いヨーロッパのハイブランドに生地を提供している山嘉精練が、8年の歳月をかけて開発した生地で、汗の吸水性や速乾性、程よい湿度を保つなどシルクが持つ多機能に着目したという。コーティング加工などを施していないが、自動洗濯機で洗濯を可能にした。"究極のパンツ"のもう一歩先を目指し、シルクを男性向けのアンダーウエアに用いることで、「目新しさではなく本質と向き合い、ものづくりの本質を素材から体現した」(枡野代表)。価格は1枚2万円。伊勢丹新宿店メンズ館とジェイアール京都伊勢丹の2店舗限定で取り扱っている。
 今後は国内だけではなく海外展開を強化したい考え。また、さらにファッション性を追求するため、これまでは不定期に行っていたショーを継続的に開催していく予定だ。