どうして!?犬がおしっこをかける理由

「飼い犬に手を噛まれる」ならぬ「飼い犬におしっこをかけられる」この事態。

後片付けも大変だし、恥ずかしいし、何より、愛犬にバカにされているのでは?と疑ってショックを受けてしまう飼い主さんもいるかもしれません。

ですが、ちょっと待ってください。愛犬がおしっこをかけるには、さまざまな理由があります。

犬がおしっこをかける理由1:大好きのマーキング

わんこが自分の存在を他の犬に知らせ、縄張りを示すためにさまざまなところにおしっこをかけるのはご存知の方が多いと思います。

いわゆるマーキング行動です。実は、わんこが飼い主さんにおしっこをかけるのは、飼い主さんにマーキングをしている可能性があります。

飼い主さんをバカにしているどころか、飼い主さんに自分の匂いをつけることで、他の人や犬に対して「この人は自分の大好きな人だよ!」とアピールしようとしているのです。

犬がおしっこをかける理由2:興奮のあまりの「ウレション」

お気に入りの人やお友達犬に会った時、また、飼い主さんが帰宅して来た時等におしっこをかけられてしまったのであれば、嬉しさと興奮のあまりに漏らしてしまう「ウレション」の可能性もあります。

特に幼い子犬には多い行動です。マーキングとはまた違いますが、こちらも1つの愛情のサインですね。

犬がおしっこをかける理由3:平和を愛するカーミングシグナル

わんこが緊張しているときや怯えているとき、その緊張や恐怖をほぐして落ち着くためにとる行動をカーミングシグナルといいます。

身体を掻く、あくびをする等の行動がよく知られていますが、おしっこをすることもカーミングシグナルの1つです。

他の人や犬に遭遇して緊張している時や、飼い主さんが愛犬が嫌がるような行動をした時におしっこをかけられたのであれば、カーミングシグナルのおしっこの可能性が高いでしょう。

もう一度しつけの見直しを!おしっこをかける犬への対処法

このように、飼い主さんにおしっこをかけるという行為は、愛犬にとっては決してマイナスな意味ばかりではありません。

とはいえ、「そういうことならおしっこをかけられても仕方ないか」というわけにはいきませんし、社会的にもしっかりとしつけをして辞めさせることが必要です。

対処法1:おしっこをする前に対処するのが重要!

人におしっこをかけることは、人間から見ればいけないことです。ですが、おしっこをしてしまってから「ダメ!」と叱るのでは、わんこには伝わりません。

これまでご紹介してきたように、おしっこをかけることは、わんこにとっては挨拶だったり親愛の表現であったりします。それを叱られたのでは、わんこは混乱して悲しくなってしまいますよね。

重要なのは、わんこがおしっこをかけてしまわないようにすることです。わんこも、いきなりおしっこをしてしまうことはないですよね。

クンクンと匂いを嗅ぎ回ったり、そわそわしたり、何か兆候があるはずです。わんこのようすをしっかり観察して、おしっこをしてしまうタイミングを掴みましょう。

対処法2:「オスワリ」「マテ」で落ち着かせる

わんこがおしっこの兆候を見せたら、「オスワリ」「マテ」等の指示でわんこを落ち着かせ、おしっこをしてしまう状況を未然に防ぎましょう。

喜びや興奮がおしっこにつながってしまう場合にも、このような指示でいったん愛犬を落ち着かせることが効果的です。

普段から「オスワリ」や「マテ」の指示がしっかり聞けるようにしつけておき、興奮しそうなときに「オスワリ」や「マテ」の指示を出して落ち着かせてあげます。

もちろん、指示に従ったら誉めてあげましょう。

対処法3:去勢手術をする

今回のテーマの直接的な解決策とは少しずれますが、一般的に、去勢手術を行うとマーキングや粗相をしてしまう割合は減少するといわれています。

どこにでもマーキングしてしまって困っているような場合には、去勢手術のメリット・デメリットをしっかり考慮した上で判断するのも可能性の1つです。

こんなときはちょっと注意!

飼い主さんにおしっこをかける場合に限りませんが、しつけが完璧で、いつもは粗相をしたことのないわんこが、突然おかしなタイミングでおしっこをしてしまった場合には、少し注意が必要です。

尿路結石や腎臓病、分離不安症等の病気が隠れている可能性があります。動物病院で受診することをおすすめします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?おしっこをかけてしまう愛犬には、その状況に応じたさまざまな理由があります。

その理由を見抜くには、しっかりと愛犬のようすを観察していることが必要です。

愛犬の行動の理由をしっかりと把握し、適切なしつけをすることで、愛犬との絆をより深めていきましょう。