20〜30代の独身女性の彼氏がいない確率が50%を超える今。いつの間にやら少数派になった彼氏持ちの女性の中には、彼氏はいるもののセカンドポジションのまま、いつまでたってもファースト(本命)になれない女性たちがいます。彼女たちが本命になれない原因は何なのでしょうか……。彼女たちの過去の恋愛から、その原因を探っていきます。

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今回お話を伺ったのは、埼玉県で派遣スタッフとして働いている田中百合子さん(仮名・35歳)。地毛ながら茶色の髪や、目鼻立ちがハッキリとしており、ハーフっぽさもある百合子さんですが、100%日本人とのこと。「父方が沖縄で、私なんかまだ薄顔に入るくらいですよ。親族が集まると威圧感はありますね(笑)」と笑顔で語ってくれたところから、人当たりの良さを感じました。そんな彼女のセカンド気質はどこにあるのか――。生い立ちや、学生時代の恋愛から話を伺っていきます。

「出身は沖縄県で、両親と8歳下の弟との4人家族です。父親は地元で建築関係の仕事をしていて、母親は専業主婦でした。夜はいつも一緒に食事をする決まりがあったり、週末には近場の公園や海に家族で出かけたりと、家族仲は良かったんですが、私が小学校4年生の時に両親が離婚しました。私と弟は母親についていくことになり、そこで沖縄から母の実家がある埼玉に引っ越したんです。当時は弟もまだ2歳で面倒を見ないといけない時期で、私も周りの環境についていくことだけで必死だったので、あまり寂しかった記憶はありません。父親とは、定期的に会っていましたね。離婚後もお正月のときにお墓参りも兼ねて、父方の実家に行ったりしていました」

初めて彼氏ができたのはいつですか?

「高校生になった時でした。小学校4年の2学期に沖縄から埼玉に転校して、まったくと言っていいほど地域になじめなかったんです。小学校と中学校は、本当に暗い子だったと思います。高校では同じ中学校の生徒があまりいなかったので、ここでデビューしようとオシャレを頑張ったり、お化粧を覚えたりと努力しました。その結果、高1の夏休みに彼氏ができたんです。彼はクラスメイトで、最初から私に優しくて、高校に入ってすぐに好きになった人でした。付き合ったきっかけはどちらからの告白でもなく、2人で行動していた時に手をつなぐようになって、自然と周りから彼氏彼女という扱いになっていった感じですね。彼のことは、今思い出しても今まで付き合った人の中で一番好きです。最初から大好きで、付き合っていく期間が長くなるにつれてその気持ちもどんどん大きくなっていきました」

大好きな彼との付き合いは大学、社会人と続きます

その後、彼と同じ大学へ進学。付き合いは4年の間も順調に進んで、大学では有名な公認カップルになったそうです。

「大学時代はラブラブだったと思います。常に彼の側から離れませんでした。大学では女友達には恵まれましたが、それよりも彼と一緒にいたかったんです。大学の学部や授業もほとんど彼に合わせてましたから。まさに盲目だったと思います。そんな私を彼も受け入れてくれて、大学時代は仲良しカップルとして有名でしたね。私は大学時代から結婚を意識するようになり、彼のお嫁さん以外になりたいものもなかったので、就職活動では数年働けたらいいとあまり深く考えていませんでした。とにかく残業がなくて、有給もしっかりしているところを目標に手当たり次第受けて、内定を勝ち取りました。私も彼もそこそこ頭が良くて、有名大学へ進学していたので会社を選ばなければそこまで就職活動は大変じゃなかったんです。彼は内定をもらえた時期こそ遅かったですが、希望の職種につけて、就職を機に同棲を始めました」

百合子さんは彼のお世話を1番、仕事を2番の生活を続けながらも、気持ちは幸せでいっぱいだったそうです。しかし、就職して半年ほど経った頃、彼の態度に変化が表れます。

「仕事が忙しいのか、彼は半年ほど経った頃から毎日深夜に帰ってくるようになりました。そして、帰ってきても会話もなくそのまま寝るような生活になっていき、最初は用意していた晩御飯を食べてくれたのに、晩御飯も外で済ましてくるようになりました。

私に興味がなくなって離れていかれるのかもしれないという恐怖から、晩御飯を捨てる日々が続いても彼を問い詰めることはできませんでした。振り返ってみると彼とケンカはおろか、言い合いさえ高校時代からしていなかったんです。そんなビクビクした生活が数か月続いた中、彼は私に『好きな人ができたから別れたい』と言ってきました。

本当にショックで、嫌だと泣きじゃくったり、ご飯が食べられなくなって体調を崩したり、仕事に行けない日々が続きました。彼はすぐに出ていかずに心配こそしてくれたんですが、彼の気持ちは戻りませんでした。彼が出て行ってしまって、私も1人で払えるような家賃じゃなかったので、実家に戻ったんです。その後彼のことは7年間も忘れられなくて、気づいたら30歳でした。30歳にやっと新しい彼氏ができて、今度こそ幸せになれたと思ったんですがね……」

彼との常に一緒にいたいため、大学受験の時は彼に嘘をついてレベルを合わせていたそうです。

彼を忘れられない日々の中、新しい出会いがあり付き合って半年でスピード結婚。やっと掴んだ幸せには障害があり……。〜その2〜に続きます。