“いいね!”で罰金50万!? 意外と知らない公職選挙法
エバンジェリスト・西脇資哲と乃木坂46の若月佑美がパーソナリティを務め、最新ITトレンドやビジネススキルをテーマにIT業界の“今”を伝えるTOKYO FMの番組「エバンジェリストスクール!」。10月14日(土)の放送では、選挙とIT技術の関わりについてトークを展開しました。
西脇:舞台の稽古で大変な若月さんですが、今世の中は選挙の真っ最中です。公示が10月10日(火)で投開票が10月22日(日)です。若月さん、選挙はどうですか?
若月:社会人として、やっぱり国のことを考えるのは大事かなと思うので、投票に行かなきゃいけないと。
西脇:いいね、国のことを考える若月佑美。
若月:国のことを考えたら、結果は自分に返ってきますから!
西脇:めっちゃいいこというね。そんな風に思ったことないな〜(笑)。
若月:せっかくIT化が進んでいるので、ITで投票できるといいなと思うんですけど。
西脇:そう、ITで投票することをネット投票っていうんです。聞いたことあるでしょ?
若月:あります。
西脇:ただね、それがまだ実現できていないのには問題があるからです。何が問題なのか、ちょっと挙げていこうか。
若月:はい。
西脇:例えば投票している人が本人であるかどうかの本人確認。
若月:あ〜、私になりすまして秋元真夏が投票するみたいな感じ?
西脇:まぁ、そういうことだね。あとね、同じ人が何回も投票してしまう多重投票。
若月:アイドル好きの中田花奈が、何度も同じ人に投票できちゃうみたいな。
西脇:まぁ、そんな感じ(笑)。あと、ネット環境やインターネットを使いこなすスキルだね。
若月:フリック入力とか全然できない私は投票できないということですね(苦笑)。
西脇:ここにいた(笑)。ほぼ合っていますけど、そういう方がいらっしゃるので、全員にできないんですね。だから、それを仕組みとして組み込むよりも、選挙は出向いてもらおうと。投票はどこに出掛けるんだっけ?
若月:公民館(笑)。
西脇:投票所に出掛けてもらったほうが合理的なんだよね。次はネット投票ではなく、ネット選挙のほうに目を向けてみましょう。
若月:つまり投票をネットでやるのではなく、選挙活動をネットでやるということですか?
西脇:そうそう。おもにソーシャル活動ですね。以前、国会議員の先生にお会いしたことがあって、最初は「あ〜、西脇さんね、はいはい……よろしくお願いします」って感じで話をしていて、「私はTwitterのフォロワーが約10万人ほどいるんですけど……」っていった途端、「あっ、西脇さん! ぜひこちらにおかけになって名刺交換しましょう」ってコロっと変わるんですよ。
若月:へぇ〜。
西脇:いかに票が大事かということですね。だからソーシャルでの活動も大事なんです。AKB48の総選挙もめちゃくちゃITを使っていますけどね〜。
若月:そうですね。
西脇:さて、アメリカやイギリスでは、(選挙)費用はこれに使ってはいけないという規制はあっても、選挙活動の方法や手段についての規制はほぼないので、インターネットを使いまくりです。
若月:ほぉ〜。
西脇:だからアメリカの選挙はネット選挙なんですね。日本では2013年に公職選挙法が改正されて、ネット選挙が解禁されました。だからネットを使っての応援や選挙活動ができるんです。
若月:はい。
西脇:例えば、ポエムがいっぱい並んでいる若月さんのブログのように、候補者も「応援してください!」とか「私の政策はこれです!」とブログに書くことができるんですよ。
若月:素晴らしいですね。
西脇:TwitterやFacebookも許されているんですよ。しかも動画も大丈夫になりました。
若月:動画があがってたら面白そうですね。
西脇:YouTubeもOKになりました。ほかにもニコ動やUstream、LINE LIVEにツイキャス、SHOWROOMでやっても大丈夫なんだって。
若月:へぇ〜!
西脇:どう? 候補者がさ……あれ、今笑ったね?
若月:いや、候補者がお風呂上りとかに自撮りして載せてたら面白いなと思って(笑)。
西脇:お風呂上りにスマホでね(笑)。ただね、電子メールでの応援はダメなんです。そして、もうひとつ。18歳未満の選挙運動は禁止です。
若月:そうなんですね〜。
西脇:例えば、“若月佑美さんに投票お願いします”のツイートはOKです。ただし、18歳未満がリツイートをすると法律違反です。
若月:えっ!?
西脇:あと、“若月佑美さんに投票しに行こう”というFacebook投稿やLINEのメッセージはOKです。でもね、“若月佑美さんに投票してね”という応援の電子メールはNGです。電子メールだけは厳しいんです。
若月:えっ!?
西脇:そして注意すべきは、投票日当日はすべての選挙活動が認められていないので、前日までのツイートを投票日当日にリツイートしたりすると法律違反です。
若月:難しいですね。
西脇:違反したら大変よ。公職選挙法違反142条の4第1項に触れて、2年以下の禁固刑または50万円以下の罰金です!
若月:“いいね!”1個でも!?
西脇:そう、高いね。
若月:でも、これ大変じゃないですか!? どうすればいいんですかね。
西脇:これは公職選挙法、つまり法律を改正するしかないよね。
若月:法律を変えるにはどうしたらいいですか?
西脇:国会議員になるしかないよね。
若月:国会議員になるにはどうすれば……。
西脇:選挙に出て当選するしかない。
若月:そっか……じゃあ選挙に当選するには?
西脇:公職選挙法を守って、ネット選挙活動を一生懸命するしかないよね。
若月:なんでや〜!
なお、番組Webサイト内のPodcastでは、今回のテーマについてエバンジェリスト・西脇がより詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてチェックを。
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聴取期限 2017年10月22日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:エバンジェリストスクール!
放送日時:毎週土曜24:30〜25:00
パーソナリティ:西脇資哲、若月佑美(乃木坂46)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/eva/
パーソナリティの若月佑美(乃木坂46)
西脇:舞台の稽古で大変な若月さんですが、今世の中は選挙の真っ最中です。公示が10月10日(火)で投開票が10月22日(日)です。若月さん、選挙はどうですか?
西脇:いいね、国のことを考える若月佑美。
若月:国のことを考えたら、結果は自分に返ってきますから!
西脇:めっちゃいいこというね。そんな風に思ったことないな〜(笑)。
若月:せっかくIT化が進んでいるので、ITで投票できるといいなと思うんですけど。
西脇:そう、ITで投票することをネット投票っていうんです。聞いたことあるでしょ?
若月:あります。
西脇:ただね、それがまだ実現できていないのには問題があるからです。何が問題なのか、ちょっと挙げていこうか。
若月:はい。
西脇:例えば投票している人が本人であるかどうかの本人確認。
若月:あ〜、私になりすまして秋元真夏が投票するみたいな感じ?
西脇:まぁ、そういうことだね。あとね、同じ人が何回も投票してしまう多重投票。
若月:アイドル好きの中田花奈が、何度も同じ人に投票できちゃうみたいな。
西脇:まぁ、そんな感じ(笑)。あと、ネット環境やインターネットを使いこなすスキルだね。
若月:フリック入力とか全然できない私は投票できないということですね(苦笑)。
西脇:ここにいた(笑)。ほぼ合っていますけど、そういう方がいらっしゃるので、全員にできないんですね。だから、それを仕組みとして組み込むよりも、選挙は出向いてもらおうと。投票はどこに出掛けるんだっけ?
若月:公民館(笑)。
西脇:投票所に出掛けてもらったほうが合理的なんだよね。次はネット投票ではなく、ネット選挙のほうに目を向けてみましょう。
若月:つまり投票をネットでやるのではなく、選挙活動をネットでやるということですか?
西脇:そうそう。おもにソーシャル活動ですね。以前、国会議員の先生にお会いしたことがあって、最初は「あ〜、西脇さんね、はいはい……よろしくお願いします」って感じで話をしていて、「私はTwitterのフォロワーが約10万人ほどいるんですけど……」っていった途端、「あっ、西脇さん! ぜひこちらにおかけになって名刺交換しましょう」ってコロっと変わるんですよ。
若月:へぇ〜。
西脇:いかに票が大事かということですね。だからソーシャルでの活動も大事なんです。AKB48の総選挙もめちゃくちゃITを使っていますけどね〜。
若月:そうですね。
西脇:さて、アメリカやイギリスでは、(選挙)費用はこれに使ってはいけないという規制はあっても、選挙活動の方法や手段についての規制はほぼないので、インターネットを使いまくりです。
若月:ほぉ〜。
西脇:だからアメリカの選挙はネット選挙なんですね。日本では2013年に公職選挙法が改正されて、ネット選挙が解禁されました。だからネットを使っての応援や選挙活動ができるんです。
若月:はい。
西脇:例えば、ポエムがいっぱい並んでいる若月さんのブログのように、候補者も「応援してください!」とか「私の政策はこれです!」とブログに書くことができるんですよ。
若月:素晴らしいですね。
西脇:TwitterやFacebookも許されているんですよ。しかも動画も大丈夫になりました。
若月:動画があがってたら面白そうですね。
西脇:YouTubeもOKになりました。ほかにもニコ動やUstream、LINE LIVEにツイキャス、SHOWROOMでやっても大丈夫なんだって。
若月:へぇ〜!
西脇:どう? 候補者がさ……あれ、今笑ったね?
若月:いや、候補者がお風呂上りとかに自撮りして載せてたら面白いなと思って(笑)。
西脇:お風呂上りにスマホでね(笑)。ただね、電子メールでの応援はダメなんです。そして、もうひとつ。18歳未満の選挙運動は禁止です。
若月:そうなんですね〜。
西脇:例えば、“若月佑美さんに投票お願いします”のツイートはOKです。ただし、18歳未満がリツイートをすると法律違反です。
若月:えっ!?
西脇:あと、“若月佑美さんに投票しに行こう”というFacebook投稿やLINEのメッセージはOKです。でもね、“若月佑美さんに投票してね”という応援の電子メールはNGです。電子メールだけは厳しいんです。
若月:えっ!?
西脇:そして注意すべきは、投票日当日はすべての選挙活動が認められていないので、前日までのツイートを投票日当日にリツイートしたりすると法律違反です。
若月:難しいですね。
西脇:違反したら大変よ。公職選挙法違反142条の4第1項に触れて、2年以下の禁固刑または50万円以下の罰金です!
若月:“いいね!”1個でも!?
西脇:そう、高いね。
若月:でも、これ大変じゃないですか!? どうすればいいんですかね。
西脇:これは公職選挙法、つまり法律を改正するしかないよね。
若月:法律を変えるにはどうしたらいいですか?
西脇:国会議員になるしかないよね。
若月:国会議員になるにはどうすれば……。
西脇:選挙に出て当選するしかない。
若月:そっか……じゃあ選挙に当選するには?
西脇:公職選挙法を守って、ネット選挙活動を一生懸命するしかないよね。
若月:なんでや〜!
なお、番組Webサイト内のPodcastでは、今回のテーマについてエバンジェリスト・西脇がより詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてチェックを。
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聴取期限 2017年10月22日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:エバンジェリストスクール!
放送日時:毎週土曜24:30〜25:00
パーソナリティ:西脇資哲、若月佑美(乃木坂46)
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/eva/