綾瀬はるか主演ドラマに世田谷区民から「イメージが悪くなる」と不満噴出

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 綾瀬はるかが元特殊工作員役で主演するドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)の第3話が10月18日に放送され、青木さやかが元女子プロレスラーのボスママ役でゲスト出演した。青木はママ友たちを束ね、美人で大人しいママを集団でイジメていたのだが、この設定に東京・世田谷区の住民が怒りを露わにしているという。

「本作の舞台は一軒家が立ち並ぶ品のよい住宅地。第3話では青木の夫が突きつけた離婚届に『世田谷区』と明記されており、世田谷区をイメージしていることが示されました。しかし実際に登場する街並みは多摩川を超えた先にある新興住宅地。そのため世田谷区民は、あんな酷いボスママが住んでいる地域として描かれるのは迷惑だというのです」(世田谷区在住ライター)

 作中では一軒家に停まっている車が世田谷ナンバーになっているなど、舞台設定が世田谷区なのは明らか。たしかに世田谷区には専業主婦が多く住んでいるイメージはあるものの、このようなドラマの舞台に設定するのはあまりに感覚が古すぎるという。テレビ誌のライターが指摘する。

「郊外の住宅地に住む夫婦たちを描いたドラマでは、83年放送の『金曜日の妻たちへ』(TBS系)が伝説的な存在。この“金妻”では東急田園都市線のたまプラーザ駅が舞台となっており、住所で言えば神奈川県横浜市になります。30年以上も前の時点ですでに、郊外の住宅地と言えばその横浜や川崎、町田といった街だったわけで、今回の『奥様は〜』が世田谷を舞台にしているのは、あまりにも時代に即していないと言えるのでしょう」

 80年代でも世田谷区に若夫婦が住むと言えば、マンションかタウンハウスというイメージだったはず。本作はいったいいつの時代を背景としているのか。その時代錯誤ぶりには驚くばかりだ。

(白根麻子)