血中の糖の量が過剰となり様々な健康被害をもたらす病気「糖尿病」。主に生活習慣が発症の原因となるため生活習慣病のひとつとして数えられています。糖尿病患者は増加の一方ですが、糖尿病の一歩手前の症状とされる「境界型糖尿病」と診断される人も増えているのです。ここでは境界型糖尿病について紹介します。

境界型糖尿病とは

誰しも突発的に糖尿病を発症するわけではありません。少しずつ血糖値の上昇が進行していくうちにやがて糖尿病を発症するに至るのです(糖尿病の原因や糖尿病の種類)
この血糖値が上昇していく経過のうち、糖尿病には至らないものの、血糖値が正常な値を超えている状態のことを「境界型糖尿病」と言います。いわゆる糖尿病の一歩手前、糖尿病予備軍とされるものです。境界型糖尿病が認められた方は、着実に血糖値の上昇が進行していることを意味しており、このまま放置していれば当然糖尿病発症の可能性は濃くなっていきます。境界型糖尿病が完全な糖尿病となってしまわないために、境界型糖尿病の方は生活習慣の改善など対策・予防に努める必要があるのです。

境界型糖尿病の自覚症状

以前の健康診断では糖尿病は見つからなかったあなたも注意が必要です。上述したように境界型糖尿病は糖尿病には至らずとも水面下で進行している症状であるからです。ちなみに境界型糖尿病となっている方の自覚症状としては、喉の渇き、尿の回数や量が多くなる、食べているのに痩せる、急激に体重が落ちていく、だるく疲れやすくなる、といったものがあります。これらはまぎれもなく糖尿病患者に見られる症状であり、同様に境界型糖尿病の人にも見られる症状として知られています。糖尿病でもないのに糖尿病患者と同じようなこれら症状を自覚している人は、境界型糖尿病となっている可能性が指摘されます。

境界型糖尿病を予防・改善するには

境界型糖尿病、及び糖尿病の原因は冒頭で触れましたように、血糖値の過度な上昇であります。この血糖値の上昇を引き起こす要因がインスリン分泌量、またはその働きの低下です。通常わたしたちは血糖値が上昇した際、インスリンが分泌されることで血糖値の低下を図っています。しかしこのインスリンが適切に働かなくなるため、血糖値は正常な値を超えて上昇してしまうというわけです。境界型糖尿病を予防・改善するには、このインスリンの働きを正常にする必要があります。インスリンの異常は主に食べすぎ、慢性的な運動不足、過剰な飲酒、喫煙、といった男性に多い生活習慣が原因で発症します。つまりこれら生活習慣の偏りを見直すことで、境界型糖尿病を未然に防ぎ、改善されるというわけです。糖尿病の一歩手前、境界型糖尿病の可能性が疑われるあなたは、早速今日から生活習慣の改善に努めるよう心がけましょう。


writer:サプリ編集部