いま、恵比寿で最も訪れたいレストランとして話題なのが、2017年3月にオープンした『restaurant JULIA』である。

ガラス張りの外観から中を眺めると、全員がいい笑顔で食事を楽しんでいて、大人のためのレストランだと一目でわかる。

女性シェフのNAOさんが手がける、独創的でフォトジェニックなアメリカンキュイジーヌのコースをご紹介しよう。



外から店内の様子を伺うと、そこはまさに大人の社交場
グルメな大人が夜な夜な通う、今一番アツイレストランがココ!

恵比寿駅西口から徒歩数分で辿り付く恵比寿南1丁目。この名店ひしめくエリアに、また新たな注目店『restaurant JULIA』が誕生した。

この店は、オーナーでソムリエの本橋さんと、シェフのNAOさんの二人が営むモダンアメリカンレストラン。

本橋さんがフロアの賑やかなムードを作り出す。この店のオープンのきっかけとなったのも、シェフNAOさんが彼のサービスに惚れ込んだからだという。

全面ガラス張りになった店先から眺める店内は、賑やかでありながらもしっとりと大人の雰囲気で、食通心をくすぐられずには居られない佇まい。



この雰囲気だけで心を掴まれてしまう大人が続出中。どんな店なのか気にならない食通はいない

店の戸を開けるとまず大きなテーブル1つのみであることに驚かされるだろう。

自分たちは隣同士になるが、大テーブルに何組かで一緒に座るという非日常感。それがすでに『JULIA』が仕掛けるマジックなのだ。

入店してすぐの軽いコミュニケーションでは、「ステキな時計ですね」、「今日はエレガントなヒールですね」と本橋さんの軽妙な接客で和ませてくれる。

最初の一杯を口にする頃には、気分も高揚。「レストランは楽しい場所」という気持ちが甦ってくる。



「ユリネ/フィッシュスキン/エビ」。魚の皮をパリッと焼き上げ、旬のユリ根をあしらった一品。甘エビの頭を粉末状にしたものが彩りと旨みをプラス

1杯目のワインと共に始まるのが、手づかみで楽しめるコース料理。

この店のコースは1つ、OMAKASE7,000円のみ。そこにワインのペアリングも5,000円で可能だ。内容は毎月、旬に合わせて変化する。

撮影では、10月のコース内容から数品とワインペアリングコースをご用意いただいた。



「チキン/セロリ/レモン/ローズマリー」。旨みを凝縮しながらパリパリにオーブンで焼き上げた鶏皮に、セロリと鶏肉のピューレをのせ、ローズマリーをあしらった一品

続くのは「チキン/セロリ/レモン/ローズマリー」。素材のみを表記したメニューが想像をかき立て、料理は全て想像を遙かに上回ってくれる。

パリパリに旨味を凝縮した鶏の皮のおつまみを、まるで巣のようなビジュアルで供する。

自然から生まれた食材を、調理してまた自然の状態に戻すこともコンセプトとし、料理ひとつひとつのプレゼンテーションも魅力だ。


スペシャリテは、モダンアメリカンらしいミニバーガー!



美しい見た目通り、上品な酸味とフォアグラの旨み、そしてシャリッとクランブルの食感が楽しい一皿

コースは旬の食材を使用した月替わりの品々が提供されるが、常連客からの評判もいい「フォアグラ/クランブル/ラズベリー」と「BBQポーク/リンゴ/パン」はスペシャリテとして毎月登場。

『restaurant JULIA』を象徴する2品で、どちらも必ず味わいたい逸品である。

「フォアグラ/クランブル/ラズベリー」は、濃厚なフォアグラのクリームに、クルミをシナモンパウダーでコーティングしたクランブルを入れボール状に。

その周りにはラズベリーパウダーがまぶされる。ワインにベストマッチなスペシャリテなのだ。



「BBQポーク/リンゴ/パン」。モダンアメリカンレストランらしい一品は、BBQソースには醤油を使用するなどオリエンタルに仕上げられている

ミニバーガー状の、もう1つのスペシャリテも、「これをまた食べに来たの!」とリピーターが続出の品。フレッシュなリンゴの酸味と食感も楽しく、深い味わいが楽しめる。

また、ソムリエ本橋さんセレクトでペアリングされるワインにも注目だ。

最初にシャンパンの後には、赤ワイン、白ワインと強弱をつけながら、敢えてベーシックなセレクトから外し、意外性を持たせることで「次は何が出てくるのか?」と飽きさせない工夫が施されている。



「カモ/ミソ/バラ/リンゴ」。青森県産の鴨を使用。肉は炭で炙って香りを付けた後、休ませながらじっくり焼き上げており柔らかくジューシー。林檎のピューレと、名古屋の八丁味噌と岩手県の養蜂所で作られるはちみつ、赤ワイン、お肉の出汁を入れたソースの2種を合わせて味わって

メインディッシュにさしかかる頃、誰からという訳でもなく、些細な事からお客同士の会話が生まれ、いつしかひとつのグループのようにワイワイと会話が盛り上がっている。

これが、大きな1つのテーブルが作り出す『JULIAマジック』の効果。この店には美味しいものが好きな大人しかいない、だからこそ、隣人も楽しい食事仲間になってしまうのだ。

この日のメインは「カモ/ミソ/バラ/リンゴ」。テーブルに運ばれてきた瞬間に、神奈川県平塚で栽培された通常の4,000倍の香りをもつ食用バラのいい香りが立ちこめる。

テーブルのあちこちから歓声が上がり、またワインが進んでしまう。



メニューには「エンディング…」とだけ表記されるデザートは、なんと人数に応じてそれぞれ違った品を提供。2名ならば2種、3名ならば3種用意してくれるという。この日は「クレーム・ダンジュ」

私たちが普段忘れかけている「レストランは楽しい場」という当たり前のこと。それを訪れる度に思い出させてくれるのが『restaurant JULIA』だ。

さまざまな名店に通い詰めた大人こそ、『restaurant JULIA』を訪れ、20代の頃に感じたレストランへのワクワク感を思い出してみてはいかがだろう?



チャーミングで独創的な、絶品料理を作り出すNAOさん



長くレストラン業界に携わる本橋さんのサービスは一流。彼の軽妙なトークを楽しみに訪れるお客も多いという