米バージニア州リッチモンドで演説するバラク・オバマ前大統領(2017年10月19日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】米南部ミシシッピ(Mississippi)州の州都ジャクソン(Jackson)で、南北戦争(American Civil War)時の南部連合(Confederate States of America)指導者の名を冠した公立小学校が、同国初の黒人大統領となったバラク・オバマ(Barack Obama)前大統領にちなむ校名に変更されることになった。地元紙が報じた。

 同国では現在、1861〜1865年に存在し、奴隷制度を擁護した南部連合の将軍や指導者の像、および記念碑の撤去をめぐり、全国規模で議論が繰り広げられている。

 地元紙クラリオンレッジャー(Clarion-Ledger)によると、連合国大統領を務めたジェファーソン・デービス(Jefferson Davis)の名を冠した「デービス国際バカロレア小学校(Davis International Baccalaureate Elementary School)」の校名が、来年から「バラク・オバマ・マグネット国際バカロレア小学校(Barack Obama Magnet International Baccalaureate Elementary School)」に変更される。同校に通う生徒は98%がアフリカ系米国人だという。

 同紙によると、同校のPTA会長が17日夜に行われた市教育委員会との会議で、校名変更の計画を通知した。

 PTA会長は教育委員会に対し、「ジェファーソン・デービス氏は、奴隷のままにしておくために戦ったまさにその人々の教育を推進する多様性重視の学校について、あまり快く思わないだろう」と指摘。

 またPTA内で投票を行ったところ、「子どもたちに信じてほしいと思っているものに合致する理念、および公の場での姿勢を十分に象徴してくれる人物を反映する」形で改称することに対し賛成票が集まったと明かした。

 公民権擁護団体の「南部貧困法律センター(SPLC)」によると、全米100校以上の公立学校で南部連合に関わる著名人の名が冠されており、その大半が南部に集中しているという。
【翻訳編集】AFPBB News