ELで相手に“衝撃のスルーパス” 珍プレーに反響「イカしてる」「残念ながら相手間違えた」

写真拡大

ローゼンボリFWベントナーがELで相手のゴールをお膳立て

 元アーセナルで、現在はノルウェーのローゼンボリに所属するデンマーク代表FWニクラス・ベントナーが現地時間19日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節のゼニト戦(1-3)で対戦相手のゴールをお膳立てする“衝撃のスルーパス”を披露した。

 問題のプレーはゼニトが2-0とリードした状況で迎えた後半30分に起きた。ローゼンボリは最終ラインでパスを回して左サイドへ展開。タッチライン際で中盤まで下がってきたベントナーにパスが渡った。

 しかし、相手のプレッシャーを受けた長身FWはダイレクトでパックパスを選択。しかし、思い切りよく蹴ったパスは自軍最終ラインとGKの間のスペースへ転がる“スルーパス”となってしまい、絶妙なアシストを受け取ったゼニトMFエミリアーノ・リゴーニは楽々ゴールを決めた。リゴーニはこのゴールでハットトリックを達成している。

 このプレーにかつてベントナーがプレーした英国メディアも反応。英スポーツ専門サイト「スポーツ・バイブル」は「元アーセナルのストライカー、ニクラス・ベントナーは木曜日の夜にELで素晴らしいアシスト。しかし、彼は間違ったチームにしてしまった」と報じられている。

カルト的人気、ツイッター上でも反響

 過去には器物損壊や飲酒運転で逮捕されるなど素行の悪さがクローズアップされることも多かったベントナー。その一方、SNSでアップする奇想天外な写真が反響を呼ぶほか、「ベントナー卿」の愛称も持つなどカルト的人気を誇る。

 今回の珍プレーを受け、ツイッター上では「なぜ、みんなメッシやロナウドの話ばかりしているんだ? この男は今でもイカしてるぜ」、「ニクラス・ベントナーがサンクトペテルブルクでラブリーなアシストを記録。残念ながら相手を間違えたみたいだね」などのコメントも投稿されている。

 試合はロベルト・マンチーニ監督率いるゼニトが3-1で勝利。ゼニトは3連勝で首位をキープ。ベントナーのプレーするローゼンボリは3位となっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images