現代でこそ問題視されるうつ病。でも一昔前は、「疲れているだけじゃない?」「そりゃ誰でも落ち込むよ」と、理解を得るのが難しい時代もありました。他の病と比べて、目で見るだけではわかりにくいからでしょう。

ライターJulia Guerraさんは、専門家からヒアリングした情報を元に、日常生活に隠れたうつのサインをまとめ、「Elite Daily」に掲載しました。彼女も大学生の時にこの病に苦しんだ経験があるということですが、普段から近くにいた友人や家族のほかは、彼女の苦しみに全く気づかなかったとか。

知らないとなかなか気づけないサイン、確かにありますよね。

01.
物静かで人付き合いを避ける

「Eating Recovery Center Insight」の総合サービス、シニアディレクターのLinda Lewaniak氏によると、もともと物静かでシャイな人が、以前よりさらに喋らなくなり、人付き合いを避けるようになったら、そこにはかなりの確率でなにか深い理由があるようです。

単に、普段よりも内気になっているだけかもしれません。でも「助けが必要ならいつでも力になるよ」と伝えてみて損はないでしょう。

02.
過度に社交的

「度が過ぎる」場合、それが何であれ疑わしいもの。だがら、物静かすぎるのとは反対に社交的すぎるのも、うつ病のサインかもしれません。

「Ketamine Health Centers」の主任精神科医であるドクターFrancisco Cruzによると、はしゃいだり、異常なほどエネルギッシュで幸せそうな様子は、うつ病の見逃されやすいサインである可能性があるということ。自分の病気を自覚している人たちは、過度に元気に振る舞うことや、理想の自分像を演じることで、悩みや苦労を人前で隠そうとするからだそう。

03.
寝ても取れない「疲労感」

毎日6〜8時間の睡眠を続けていても、常に疲労感があれば、問題の原因を探るべきかもしれません。あなたは身体的に疲れているのか?それとも、心の状態が体に悪影響を与えているのか?

「Live Happy」編集者で、心理療法士でもあるStacy Kaiser氏は「Elite Daily」にこう語っています。

「うつ病のサインは認識できないほど小さいものもあり、それが原因で、自分や大切な人の病を頻繁に見逃しています。例えば、もっと家にいたいと感じる時もあれば、疲労感のように違った形で出てくる事があります。ですが、それらはストレス関連の症状や単なる疲れとして処理されるかもしれないのです。うつ病のサインらしき何かを感じたなら、詳しく調べるなり専門家の診断を受けるなりするべきです」

04.
「拒食」「過食」など
食欲の変化

一部では、食事の量が変化することも。これは、感情を持てなくなったときに起きること。食欲の変化は、普段よりも多く食べることや、食欲がなくなることを意味します。

いつも一緒にいる人でない限り、これは特に発見しにくい危険信号となります。うつ病と食事の乱れは、有害なコンビネーションであり、一般的にこの2つには密接な関係があるということですから。Lewaniak氏によると、うつ病は、拒食症、過食症、むちゃ食い障害 (BED) に通じる可能性があるんだそう。

05.
「原因不明の痛み」がある

「Summit Behavioral Health」の医療サービス専務理事、Patricia Allen氏によると、うつを抱えた人たちが、身体的な原因もなく、疼痛、頭痛、背中に痛みを感じることは、珍しいことではない、と。

また、Alle氏はこのように付け加えます。

「体に痛みがある時に、医師に助けを求めるのは簡単。しかし、心の痛みで誰かに助けを求めることは、一部の人にとってほぼ不可能である場合があります。これが最終的に、心の病の治療を遅らせる原因になる可能性もありますし、病状が日に日に悪化するリスクも高まります」

06.
好きなものにさえ
興味が失くなる

あなたが運動好きで「ジムの常連」だとします。スタッフ全員に名前を覚えられ、会員証の提示を求められないくらい、通い詰めているくらいの。でもある日、あなたはジムを休んでNetflixでお気に入りのドラマを観ることに。このような生活が、週末ずっとないしは1週間、1カ月、2カ月間続くとします。

うつ病になった人の最も顕著なサインの1つは、これまで楽しんできた事に興味が失くなること。「Maryland house Detox」、「Delphi Behavioral Health」の専務理事で、クリニカル・ソーシャルワーカーのScott Dehorty氏によると、このような無気力で否定的な行動には屈しないことが重要だそう。

「ベッドの中で過ごすことや、過食や拒食、人付き合い回避のような行動は、うつの症状を悪化させます。そうならないよう努めることは難しいかもしれませんが、うつ病の長期化や、悪化ほど嫌なことではないはずです」

あなたやあなたの大切な人がうつ病と戦っているのなら、1人ではないことを思い出してください。何らかの形で、いつでもサポートを受けることは可能なはずだから。

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