ちょっとしたものの整理に欠かせない収納用品。でも、「いかにも収納専用です!」といった雰囲気の入れものではインテリアのじゃまをしてしまいます。そこでおすすめなのが、ライフスタイルやインテリアのテイストに合わせて、自由に選べるボックスを使った収納。置いてあるだけでインテリアになるだけでなく、ポンポンものを入れるだけで無理なく家じゅうすっきりします。

「ピカピカの新品より、レトロな雰囲気のものが好き」という山下朱美さんは、ボックス収納の達人。棚やデスクの上などには、素材や形の異なる、ちょっと古びたボックスがセンスよく置かれ、木製の家具やインテリアとしっかりなじんでいます。

「竹や木、ブリキ、ほうろうなど、温かみがあり、長く使っても飽きがこない素材のものを選びました。ネットやセレクトショップで購入することが多いですが、手づくりしたものや、実家の納屋にあった古い箱なども愛用しています」。そんな山下さんのお宅のボックス収納について詳しく教えてもらいました。


レトロなテイストの箱使いでインテリアも収納も楽しむ


1階にあるダイニングは、和と洋をセンスよくミックスしたちょっと懐かしい雰囲気。障子越しにやわらかな光が差し込みます。背面の棚は、壁の色に合わせて白くペイントしているそう。置かれたボックスをそれぞれ見ていきましょう。●天板になじむ色のボックスを使って趣味のカメラを収納


背面棚の天板の上にある木製ボックスには、趣味のカメラをしまっています。「ここに置きたくて、夫につくってもらいました。天板と同じオイルステインを塗っていますが、木が違うと微妙に色が変わって、それがまたいいんです」。●ビデオを入れた箱は浅い木箱をフタに


家族で使うビデオカメラは、コード類などとまとめて木箱に入れ、背面の棚に収納。「カメラの無機質な感じが見えてしまわないよう、あえてなにも入れていない浅い木箱をフタ代わりにし、目隠ししています」。●サイズ違いの箱を重ねて見た目に動きを出す


ネットで購入したブリキのボックスは、サイズ順に重ねることで見た目を楽しく。「入れ子になるので、使わないときは場所をとらないのも便利です」。中にはあきビンやDIYの材料を収納。●古いブリキの箱に思い出の写真をつめて


習字用のすずり箱にしていたブリキのボックスに、思い出の写真を入れて。「ポラロイドの写真がちょうど2枚並ぶ大きさ。トランク型で、パカッとあける瞬間、わくわくします」。●箱とトレーの素材をそろえてなじみよく


裁縫道具を並べている竹素材のトレーは、陶器のカップ、ワイヤの箱、小ぶりの竹の箱で中を整理。「異素材の組み合わせのなかに、トレーと同じ竹素材の箱を入れたことで、まとまりが出ました」。キッチンのボックス収納は、見栄えと使いやすさを両立


独立タイプのキッチン。中央にあるオープンの食器棚は、手づくりしたもの。無印良品のボックスやDIYの箱でスペースを仕切って、使いやすくアレンジしています。●“ゴミステーション”の上に箱に入れたゴミ袋をスタンバイ


棚の右端にカゴを床置きし、ゴミの分別コーナーに。「そのすぐ上の棚に無印良品のボックスを2つ置き、ゴミ袋をサイズ別に入れています。さっと使えて見た目もすっきり」。●竹素材のボックスでナチュラルなテイストをプラス


レトロ感のある竹素材のボックスを、パンケースにして棚中段に。「袋ごとポンと入れるだけで、ビニールのパッケージが目立たなくなります。サイズもぴったりで使いやすいです」。●同じ箱を複数並べてリズムを出す


食器棚の上に置いているトタンボックス。「取っ手つきで、背伸びすれば取れる位置。ひとつだけ置くと変に目立ってしまうけど、棚の幅に合わせて3つ並べるとリズムが出て、自然に見えます」。


ここには使用頻度の少ない、お菓子の型やかき氷器をしまっています。同じような種類のものをまとめているので、「あれ、どこいった?」なんてことにもなりません。●ボックスにひと手間を加えてもっと使い勝手よく


木箱は直接床置きせず、キャスターをとりつけました。野菜入れとして活用。「これなら、重い根菜類を入れても出し入れしやすいですよ」。


棚に置いたボックスには、ホームセンターで購入した取っ手をつけて引き出し代わりにしています。

<撮影/林絋輝 取材・文/ESSE編集部>