蘇微希さん提供

写真拡大 (全2枚)

(台北 20日 中央社)戦後から最近までの台湾漫画の歴史と脈絡を紹介する展覧会「台湾原創漫画の能量展」が11日から、京都精華大(京都市)で開催されている。台湾の漫画界に大きな影響を与えた雑誌や代表的な漫画家を分類して展示し、変遷をたどることで、台湾オリジナル漫画の近代史の全貌を浮かび上がらせる。

同展は文化部(文化省)が海外における台湾文化の認知度向上を目指して実施する「台湾文化光点計画」の一環として開催された。京都精華大主催、文化部共催。

中央社の取材に応じた同展のキュレーターで漫画編集者の呉塵カン氏によれば、台湾漫画界は戦後、数度にわたって途切れが生じ、「多くの秀でた作品や環境が伝承されなかった」という。呉氏は、幼少期に愛読していた「歓楽漫画」や「星期漫画」などの漫画雑誌も、成長につれていつの間にか消えていたと振り返った。(カン=あみがしらに正)

呉氏は、過去の作品と当時の時代を文化の角度から結び付けることで、産業が途切れたとしても作品は伝承されていくと語る。今後は当時の大漫画家や現在の代表的な作家を日本に招き、作品展や作家展の形式で展覧会を開ければと意欲を見せた。

同展は28日まで。

(江佩凌/編集:名切千絵)