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<総選挙が投開票される10月22日は、最高裁判所裁判官国民審査の日でもある。今回の審査対象となる「あの裁判官に厳重注意」した戸倉三郎氏、「選任プロセスに不透明性」ありの山口 厚氏、「裁判経験豊富」な菅野博之氏とはどんな人物か>

国民審査を受ける裁判官はどんな人物か(判断材料まとめ・前編/制度の問題点、小池 裕氏)

作成:筆者

2:「あの裁判官に厳重注意」戸倉三郎

一橋大法卒・裁判官出身・山口県周南市出身
就任:2017年3月14日/定年:2024年8月10日

《プロフィール》
小学生の頃からの鉄道ファンであり、古い車両に乗るのを好む。趣味のウォーキングやゴルフで汗を流す。

裁判員制度の導入が決まり、女優の長谷川京子さんが登場するポスターや、有名俳優を複数起用した広報ビデオなどの制作のため、広報予算に13億円をかけたとき、PRの旗振り役を務めた。当時は司法の内外から批判があったが「まずは国民に振り向いてもらわないと」と、その必要性を強調している。

東京高裁の長官時代には、法曹界で広く使用されている『要件事実マニュアル』の著者としても知られる岡口基一裁判官が白ブリーフ姿の半裸画像をSNSにアップするなどした点について、口頭で厳重注意を与えた(2016年6月21日)。

《主な発言》
・2017年3月14日、最高裁判事就任会見にて。
「最高裁の判断は、事案によっては社会活動にも影響を与える。責任感を持って、謙虚な気持ちで向き合いたい。裁判の手続きを透明にし、国民に納得してもらうことを意識している」

「(裁判員候補者の任務「辞退」が増えている点について)原因の把握は難しいが、我々がやるべきことをやっていないのではないか。プロとして厳しく振り返り、検証し、地道な広報活動を続けていくことが大事である」

《主な関与判決》
・JR東海で、労働組合が職場の壁面に貼ったポスター(年末手当て減額への抗議)を会社が撤去したのが不当だと争われた裁判で、不当労働行為であることを認定し、JR東海側の敗訴とした二審判決を支持。

長嶺超輝(ライター)