18日、韓国・イーデイリーなどによると、KTXに続く韓国第二の高速鉄道SRTで、駅に停車した列車がドアを開けず再び発車し125人が乗降できないという珍事が発生した。写真はSRT。

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2017年10月18日、韓国・イーデイリーなどによると、KTXに続く韓国第二の高速鉄道SRTで、駅に停車した列車がドアを開けず再び発車し125人が乗降できないという珍事が発生した。19日、鉄道を運営するSRは、事故原因を「生理現象を我慢できなかった運転士の不注意だった」として謝罪した。

SRによると18日、SRT327号の運転士は蔚山(ウルサン)駅に到着直後、列車のドアを開けぬまま運転室を出てトイレに急いだ。用を足してほっとしたのか、席に戻った運転士は列車のドアが閉まっているのを見て「停車後、一度開けて閉めた」ものと誤認、客室を担当する客室長の出発合図を待たずに列車を出発させてしまった。客室長はドアが閉じたままであることを認識していたとみえるが、手動でドアを開けるなどの措置を取らなかったという。

SRの社内マニュアルでは、列車の停車後にまず運転士がドアを開け、客室長が客の乗り降りを確認後、運転士に出発の合図を送り出発することになっている。SRは、今回の事故は「ドアの取り扱いを運転士と客室長が順守せず、不注意により起こったもの」とし、再発防止のためマニュアルを整備し従業員への特別教育を行うと明らかにした。また運転士が席を離れる場合に備え無線機の携帯を義務化、さらに運転室でも生理現象を解決できるよう「携帯用便器」の配備を検討するという。

この珍事、原因が「調査中」の段階ではネットユーザーからSRや関係者をやゆする声が上がっていたが、原因が明らかになり、「最初はムカついたけど、そういう理由ならね…」「これは大目に見てあげようよ」「何時間も運転して交代もできなかったんだろう」「人間だもの、そういうこともあるさ」「運転士の気持ちは分かる。我慢し過ぎると周りが見えなくなるものだ」など、運転士に同情するようなコメントが多く寄せられている。

また、「交代要員を置いていないのが一番の問題」「トイレくらい行かせてあげて」「運転席にぜひ携帯トイレを置いてほしい」など、SRに対応を求める声も。

「相当“急”だったんだろうけど、それでも守るべきところは守って」との声もあったが、一方で「この運転士さんに何もないことを祈る」「正当な理由があるんだから見逃してほしい」など、運転士の身を案じる声も目立った。(翻訳・編集/吉金)